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京都O-60が初の日本一に輝く JFA 第19回全日本O-60サッカー大会

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2019年06月04日

京都O-60が初の日本一に輝く JFA 第19回全日本O-60サッカー大会

JFA 第19回全日本O-60サッカー大会は6月3日(月)に準決勝と決勝が行われ、京都O-60(関西第2代表/京都府)が初の日本一に輝きました。

準決勝2試合は、ともに接戦になりました。最終節でグループ最下位から大逆転で決勝ラウンドに進出したPET(関東第1代表/東京都)は、前回王者を倒すなど3戦全勝で勝ち上がってきた愛知セレクト60(東海代表/愛知県)と対戦。前半終了間際にPETが先制し、このゴールが、そのまま決勝点になりました。

京都O-60は藤枝フットボールクラブ(開催地代表/静岡県)に前半のうちに先制を許しますが、残り5分から底力を見せます。交代選手が得た藤枝ゴール前でのFKから同点弾を押し込むと、PK戦ではGK嶋津芳喜選手が3本をセーブ。逆転で決勝へと駒を進めました。

京都は2年前の第17回大会で3位になっていますが、まだ優勝経験はありません。初出場のPETにとっては、もちろん初の決勝進出。ファイナルは、どちらが勝っても初優勝となる顔合わせになりました。

緊張の一戦、京都は序盤からPETにペースを握られます。ボールを動かされる時間が続き、開始7分には近藤良一選手にゴール前へと侵入され、ヒヤリとしました。しかしその2分後、先制点を奪うことに成功します。左サイドからゴール前にボールが入ると、斜めの動きで最終ラインの裏を突いた山崎和彦選手がワンタッチシュートをファーサイドに流し込み、先制します。

スコアが動いた後も、ボールを動かすのはPET。サイドも使っては幅ある攻撃を展開し、14分には中盤の底から上がった渡沼光章選手がサイドチェンジのボールを受けて、ミドルシュート放ちますが、ゴール右へわずかに逸れてしまいます。

ハーフタイムを挟んでも、PETの攻撃が続きます。31分には、クロスの折り返しがこぼれたところを徐貴敏選手がボレーで強くたたきますが、この一撃は京都GK嶋津選手の好セーブに防がれました。

京都は時に球際で体を張ってしぶとく守り、時に全員が守備に戻ってゴールを守り抜く意思を示します。多くのCKを奪われ、残り2分でのCKでは危ない場面もありましたが、必死のプレーを続け、ついに試合終了のホイッスル。京都の選手たちは歓喜の雄たけびを上げました。

監督・選手コメント

来栖孝治 監督(京都O-60)
2年前に初出場で3位になったので、今回はそれより1つ先に行けばいいと思っていました。だから、決勝のピッチに立っただけで、私の仕事は終わりでした(笑)。ファイナルだから楽しもうと、戦術的なことは何も言わずに選手たちを送り出しました。選手が勝ちたいと言っているのだから、監督が「勝て」と言う必要はありません。するのは選手を信じることだけで、何かうまくいかない時に方向を修正するくらいです。この年代では、楽しむことが一番大事です。これからは、選手が楽しみながらうまくなっている他のチームを見習いたいですね。現状維持を求めるだけでは、前には進めません。地域で一緒になって、シニアのサッカーの育て方を模索していきたいです。

山崎和仁 選手(京都O-60)
決勝の相手は上手なチームで、やはり苦しい試合になりました。クラブチームの相手の良さ以上に、選抜チームである私たちの良さを出そうと思いました。この大会の間にもチームの和が強まり、誰が出ても皆が盛り上げる環境ができていたので、そこで負けることはないと、自信を持ってプレーしました。得点場面は、ショートパスをつないだ後にスルーパスを出し、私がそこに走り込んで決めるというチームの決め事どおりで、皆がずっとイメージしていたプレーでした。2011年にO-50の大会で決勝に進み、PK負けしました。同じ藤枝のピッチでまた決勝を戦い、勝てたことは本当にうれしいです。

中野茂 監督(PET)
今大会はとてもツキがあったので、優勝までたどり着けるかと思ったのですが、あと少し足りませんでしたね。O-40の頃にチームをつくって、O-50では2度全国優勝できました。抜ける人はいないけれども入ってくる人がいるので、メンバーは少しずつ変わってきました。昔は会社の仲間でつくったチームだったのですが、日本サッカーリーグでプレーしていた人や元日本代表選手も加わり、草サッカーをやってきた人が一緒に楽しんでサッカーができるクラブチームになっています。また東京予選と関東予選を乗り越えて、来年もこの大会に出たいと思います。

杉本眞 選手(PET)
予選で1敗しましたから、決勝まで来られるとは思っていませんでした。だから、本当にラッキーだったし、準優勝することができて良かったと思います。今大会ではなかなか点が取れなかったので、実力どおりの結果なのではないでしょうか。私自身、あと2、3年はサッカーをすることができると思っていますし、皆も今日悔しい思いをしましたから、また来年の大会に向けて頑張りたいと思います。

準決勝 ハイライト

決勝 ハイライト

大会期間:
2019年6月1日(土)~6月3日(月)

会場:
藤枝総合運動公園サッカー場 [天然芝]
藤枝総合運動公園陸上競技場[天然芝]
藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場 [人工芝]
藤枝市民グラウンドサッカー場[天然芝]

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