2021.12.24
今年で100回目を迎える全国高校サッカー選手権大会が12月28日(火)に開幕します。
保護者と学校関係者のみの観戦となった昨年度とは異なり、今年は新型コロナウイルスの感染予防対策を十分に行った上で開会式・開幕戦から有観客で試合を実施する予定になっています。今年度は前回大会で優勝した山梨学院(山梨)だけでなく、準優勝の青森山田(青森)、3位の矢板中央(栃木)、帝京長岡(新潟)の4強進出チーム全てが全国の舞台に帰ってきました。加えて、過去3度の優勝経験を持つ東福岡(福岡)、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2021 WESTで4位となった大津(熊本)など数多くの強豪校が日本一の座を目指します。
今年は最多となる48回の出場回数を誇る秋田商業(秋田)が2年ぶりに、同2位の40回を誇る徳島商業(徳島)が10年ぶりに出場権をつかみました。一方で初出場となるのは、市立長野(長野)と中部大第一(愛知)の2校。88回大会で初出場初優勝を果たした山梨学院大付(現・山梨学院)のように旋風を巻き起こせるか注目です。
28日(火)には開幕戦の1試合が国立競技場で開催され、関東第一(東京B)と中津東(大分)が先陣を切ります。29日(水)の1回戦では、来季からの高円宮杯プレミアリーグ昇格を決めた前橋育英(群馬)が草津東(滋賀)と対戦。U-22日本代表のチェイス・アンリ選手擁する尚志(福島)と、初出場でベスト4進出を果たした前回出場時の再現を狙う瀬戸内(広島)のカードも注目です。その他にも、星稜(石川)vs高川学園(山口)、丸岡(福井)vs阪南大高(大阪)など見逃せない対戦が目白押しです。
シード校が登場する12月31日(金)の2回戦では、2大会連続でベスト4の帝京長岡(新潟)と、大迫塁選手と福田師王選手の2年生コンビに注目が集まる神村学園(鹿児島)が激突。全国大会の常連校がぶつかる米子北(鳥取)と矢板中央の一戦や、山梨学院vs佐賀東(佐賀)、仙台育英(宮城)vs滝川第二(兵庫)といった好カードが並びます。
選手個々の活躍からも目が離せません。松木玖生選手(青森山田/FC東京内定)や笠柳翼選手(前橋育英/V・ファーレン長崎内定)、古川陽介選手(静岡学園/ジュビロ磐田内定)、鈴木章斗選手(阪南大高/湘南ベルマーレ内定)らJクラブ内定者も多数出場。世代別代表に選ばれる大川佳風選手(流通経済大柏)や廣井蘭人選手(帝京長岡)といった下級生が見せるプレーにも要注目です。
決勝は、2022年1月10日(月・祝)に国立競技場で行われます。48校の選手が繰り広げる熱き戦いの行方にぜひ注目してください。
大会期間:2021/12/28(火)~2022/1/10(月・祝)