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ニュース

なでしこジャパン 初戦のインド戦に向け最終調整

2023年10月26日

なでしこジャパン 初戦のインド戦に向け最終調整

なでしこジャパン(日本女子代表)は10月26日(木)にスタートする女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選に向け、タシケントで最終調整を行っています。

試合2日前の24日に全選手が集合し、午後に初めてのトレーニングに励みました。大半の選手が前日夜に現地入りした中、この日はボール回し等でリラックスした雰囲気で身体を起こしながらも、サイドでのコンビネーションを含んだシュート練習を行うなど、試合を意識したメニューにも取り組みました。この日の午前に到着した宮澤ひなた選手は、途中から全体のトレーニングとは離れ、ジョギング等で負荷をコントロールしました。翌25日は早くも試合前日となり、午前に冒頭15分のみを公開するトレーニングを行いました。約半数の選手が6日間にわたる事前の国内トレーニングキャンプでチームの狙いをすり合わせてきた中、現地で合流した選手も含め、短い時間でさらに上積みを図り、約70分の全体練習は終了しました。午後は池田太監督と熊谷紗希選手が公式会見に参加ました。池田監督は「パリオリンピックに向けたスタートとなる戦いが始まることにワクワクしている。それと共に2次予選が始まる緊張感もあるが、短い時間で良い準備ができた」と初戦を前にした心境を語り、熊谷選手は「ワールドカップからさらに戦い方の幅を広げて成長した姿を見せたい。またこの予選を通してもチームとしてさらに成長するトライをしていきたい」と、勝利と成長の両方に意欲を見せました。

初戦のインド女子代表戦は日本時間の26日19:00キックオフ、NHK BS1で全国生中継を予定しています。

選手コメント

DF #3 南萌華 選手(ASローマ/イタリア)
周囲からは日本が有利だと言われていると思いますが、そういうことは意識せず、チームとしてワールドカップ前からずっと積み上げてきたものを再確認しながらしっかり発揮して、勝利したいです。相手が試合の途中で集中が欠けてくる場面があったとしても、自分たちは切らさずそこを突いていきたいですし、細かいところをチームとして集中して、詰めてやっていきたいです。DFの選手たちも高い位置でボールを動かせる場面が多くなるかもしれません。合流前のASローマの試合でも相方のCBが良いシュートを決めていて、それを見て良いイメージを持ってきているので、そういうことも狙っていきたいです。ワールドカップではセットプレーからなかなか得点できなかったので、チームとしても取りにいきたいと思っています。セットプレーを決められると試合を楽に進められますし、自分も含めてDFの選手が決めてくれたら個人的にも嬉しいです。

MF #4 熊谷紗希 選手(ASローマ/イタリア)
移動してきすぐに試合というのはすごく難しいことですが、やらなければいけません。みんな長時間の移動をしてきているので、まずは自分たちの身体のコンディションを調える面にとにかくフォーカスしていきたいです。初めて一緒にプレーするメンバーではないですし、コミュニケーションは取れているので身体が動けば問題ないと思うので、まずはそこに意識を向けたいです。(前回の活動ではボランチを務めたが)最終ラインの一つ前でボールを奪う、そこからより高い位置で攻撃につなげるということが求められている役割です。ポジションが前になったことでより前にも指示ができるし、そういう良さをより多く出せればと思います。求められた役割をしっかり自分が果たすことがここでやるべきことですし、どんな形でも、どんなポジションでもチームのためにやっていきたいです。

MF #8 猶本光 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
個人的にオリンピック予選は初めてで、単純に枠が少ないので厳しい戦いになるという印象です。2次予選は自分たちがボールを持って相手のゴール前に押し込んでいる時間帯が長くなると思います。ミドルシュートなども大事ですが、一番大事なのは早い段階でゴールをすること。点が入らず、相手も頑張って守れていると感じると、本当に身体を張って最後まで守られて、きつい時間に差し掛かってしまいます。なんでも良いので1点取れば流れがガラッと変わるので、最初のゴールが本当に大事だと思います。
スタジアムで練習をできていないので、練習場と同じ芝なのかわかりませんが、ウズベキスタンのピッチは滑るなと思ったり、ちょっと硬かったりと、日本や欧州とはまた違った感覚があります。試合の現場で調整しなければいけませんが、悪いピッチではないと思います。

MF #14 長谷川唯 選手(マンチェスター・シティ/イングランド)
移動による疲れはありますが、これまでもやってきていることなので試合に影響することはありません。ウズベキスタンは温かいと思っていましたが、夜と朝は寒くて着いたときはびっくりしました。日中は温かいので少しキツさもあるかもしれませんが、基本的には大丈夫だと思っています。ワールドカップを一緒に戦ったメンバーが多いので、チームとして合わせるところの問題はないと思います。強度を考えても自分たちが支配して勝たなければいけない試合だと思っていますし、時間がなくて合わせられない、というのは言い訳になりません。
相手は引いてくるかもしれませんが、自分は狭いところを崩していくのが好きなタイプですし、周りにもそういうことができる選手がたくさんいます。ただヘディングからも得点できる選手がいたり、個人の特長を持っている選手が多いので、それを生かすサッカーもしていきたいです。そうすれば中も空いてくると思います。サイドもうまく使いながら自分の得意なスペースを空けて、良さを出していければと思います。

女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選

大会期間:2023年10月26日(木)~11月1日(水)
大会情報はこちら

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