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U-14カンボジア代表が大阪で強化合宿を実施
2014年12月01日
11/9(日)から21(金)まで、U-14カンボジア代表が、大阪府堺市にあるJ GREEN堺にて強化合宿を行いました。
今回の強化合宿は国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。国際交流基金アジアセンターは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業をJFAをはじめとする各種団体と協力して実施しています。
合宿期間中に行った試合では壱岐友輔監督(元ベガルタ仙台アカデミーコーチ)の下、カウンターと連動性の中でのパスワークをベースとしたサッカーで、日本のチームを相手に非常に良い戦いをみせていました。この年代の選手たちは、東南アジア競技大会(SEA GAME)を2023年にカンボジアで初開催し、その大会でカンボジアサッカーを東南アジアの頂点に立たせるという、10年がかりの重要なプロジェクトの一翼を担っています。今回の強化合宿は、2週間で6試合というタフな日程の中、成長を非常に感じさせるものとなりました。
試合結果
11月10日(月) | vs 中河内トレセン | ● 1-3(1-0,0-3) 25分×2 |
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11月10日(月) | vs 豊能トレセン | ● 0-7(0-2,0-5) 25分×2 |
11月12日(水) | vs 大阪市トレセン | ● 0-4(0-3,0-1,0-0) 25分×3 |
11月15日(土) | vs 住道中学校 | ● 4-9(1-4,1-2,2-3) 35分×3 |
11月16日(日) | vs 岩田FC | ● 2-4(0-1,1-2,1-1) 35分×3 |
11月19日(水) | vs セレッソ大阪U-14 | ● 0-4(0-2,0-0,0-2) 25分×3 |
今年4月に開催された日・ASEAN青少年サッカー交流(JENESYS2.0)に続いて再来日した選手も多く、この半年間で週2回の日本語の授業を受けた成果もJグリーン堺で披露していました。またオフの時間を利用し、国際交流基金主催の和太鼓演奏、日本代表試合観戦なども楽しみ、ピッチ内外で充実した合宿となりました。
コメント
Keo Solyda氏 チーム代表
日本の素晴らしい施設で高いレベルのチームとの試合を行えたこと、また、国際交流プログラムなどの非常に貴重な経験をさせて頂けたこと、日本サッカー協会、国際交流基金に心より感謝を申し上げます。今回のキャンプを行っていく中で、多くの日本人の暖かいサポートに非常に感銘を受けました。また、日本人の方々の真面目な姿勢、常に勝利を目指すプレーから多くのことを学ぶことができました。この日本での経験を活かし、カンボジアサッカーアカデミーの発展につなげていきたいと思います。
壱岐友輔 監督
まず初めに、U14カンボジア代表を引率し、日本有数の施設でキャンプを実施する機会を頂いた日本サッカー協会、国際交流基金に心から感謝申し上げます。また対戦していただいた日本のチームの皆様、そして試合調整に協力していただいた大阪サッカー協会の方々のおかげで、充実したキャンプを実施できた事を嬉しく思います。期間中は勝利こそありませんでしたが、春先に比べ選手の成長を感じることができましたし、期間中にも選手、スタッフの意識が変わる姿を見て今後が楽しみになりました。ピッチ外での活動も充実しており人間形成の面で人生の大きな「生きる力」となったはずです。決して豊かとは言えない国が日本でキャンプを実施すること。この意味は非常に大きかったのではないかと思います。今後も、日本サッカー協会、国際交流基金との良い関係を継続していければと思います。ありがとうございました。
Dona Sem 選手
今回のキャンプで施設、食事、文化などすべてがカンボジアとは違い、素晴らしい経験ができました。また、一つ一つの試合から学ぶことが多くありましたが、チームの成長を感じるキャンプになりました。こういった機会を与えてくれた日本サッカー協会に感謝したいと思います。
Ontoch Ath 選手
素晴らしいチームと素晴らしい環境の中で、カンボジアでは経験したことの無い、非常に充実した経験が出来ました。また、日本のチームの常にベストを尽くす姿勢、質の高いプレーから多くのことを学ぶことができたので、今後はこの経験を活かして成長していきたいと思います。