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U-14モンゴル女子代表チーム、日本キャンプスタート

2016年08月17日

U-14モンゴル女子代表チーム、日本キャンプスタート

JFA公認派遣指導者、壱岐洋治氏が本年2月より監督を務めるU-14モンゴル女子代表が、宮城県でキャンプを行うため8月12日(金)に来日しました。同チームはモンゴルで初めて結成された女子代表で、初の海外遠征での記念すべき初対外試合はベガルタ仙台レディースジュニアユースとの対戦。0-24というほろ苦いスタートとなりました。翌14日には聖和学園高校と対戦し0-10で敗れましたが、巡業中の日馬富士の激励を受けたり、J1リーグ「ベガルタ仙台vs柏レイソル」の試合を観戦するなど、日本キャンプを満喫しています。

滞在4日目となる8月15日(月)は、小学5・6年生男子が中心のマリソル松島ジュニアと対戦。20分を3本行い0-2で敗れはしたものの、大敗したその前の2試合からしっかり修正をし、短いパスをつないでゴール前まで迫りました。

U-14モンゴル女子代表監督の壱岐氏は、覚えたてのモンゴル語、英語、日本語を駆使して大声で選手に指示を出し、東北学院高監督時代を髣髴とさせる熱血指導。選手たちもこれに応えるべく懸命にボールを追いかけました。

今回のキャンプには4名のモンゴル人審判が帯同し審判をしていますが、8月15日は、2010/2014ワールドカップレフェリーの西村雄一氏が飛び入り参加。試合中の審判員の後ろにぴったり付いてポジショニングなどを共有。また試合後は約1時間、モンゴル人指導者にフリーキックの際の注意すべき点などを伝授しました。彼らにとってもあこがれの存在である西村レフェリーの登場に、興奮冷めやらぬモンゴル人審判員。セッションの後は『夢のようです!』と語り、サインをもらって記念撮影に納まっていました。

翌8月16日(火)、チームと審判団は松島町役所、宮城県庁、河北新報社を表敬訪問。松島町役所では全職員から拍手で出迎えられ、櫻井公一町長から歓迎と激励の言葉をもらいました。その後は、買い物や水族館に行き、束の間のオフを楽しみました。

このあと更に練習試合を4試合こなし、8月21日(日)に帰国する予定です。

参加者コメント

Ulziibayar Badamkhatan キャプテン
日本で色々なチームと対戦できて、チームが試合毎に上達しているのが実感できています。日本はゴミひとつ落ちておらず、人も皆親切でとても過ごしやすいです。最初は日本食が食べられませんでしたが、だんだん慣れてきました。

Doljinsuren Tumenbayar モンゴル人審判員
2010年のワールドカップ以来、尊敬するヒーローである西村雄一審判の指導を受けることができ、夢見心地です。ここで学んだレフェリングを早くモンゴルの審判仲間に伝えたいです。