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U-17北マリアナ諸島代表が東京都内で強化合宿を実施

2016年11月14日

U-17北マリアナ諸島代表が東京都内で強化合宿を実施

JFA公認派遣指導者の関口潔監督率いるU-17北マリアナ諸島代表チームが11月2日(水)から11月7日(月)まで、東京都内にてトレーニングキャンプを行いました。

今回のキャンプは、1年後に控えたAFC U-19選手権2018予選に向けた強化が目的です。北マリアナ諸島では対外試合を行う機会がないため、6日間の滞在中に計7試合のトレーニングマッチを行いました。

チームは日本でレベルの高い試合を経験し、チームとしての成果と課題を見つけることによって、今後のチーム強化計画に役立てていきます。

トレーニングマッチの結果は以下の通りです。

11月3日(木) vs U-15三菱養和(30分x3本)0-9(0-1, 0-3, 0-5)
11月3日(木) vs U-14FC東京深川(40分x2本)0-8(0-2, 0-6)
11月4日(金) vs 多摩大目黒高校(30分x3本)1-5(0-3, 0-0, 1-2)
11月5日(土) vs 東京武蔵野シティフットボールクラブU-15(40分)0-5
11月5日(土) vs FCトレーロス(40分)0-2
11月5日(土) vs 早稲田実業高校(30分x3本)0-10(0-7, 0-3, 0-0)
11月6日(日) vs ブリオベッカ浦安U-15(30分x3本)1-7(1-1, 0-3, 0-3)

また、滞在期間中には、11月3日に行われた明治安田生命J1リーグ2ndステージ最終節 浦和レッズ対横浜F・マリノス戦を観戦しました。この試合には北マリアナ諸島の全人口約5万人よりも多い56,841人が来場。スタンド全体が赤く染まった光景にチームは驚いていました。この他にも、同年代の選手がプレーする第95回全国高校サッカー選手権東京都予選を観戦するなど、充実した時間を過ごしていました。

監督・選手コメント

関口潔 監督
昨年初めて参加したAFC U-19選手権バーレーン2016予選では、北マリアナ諸島で経験したことがないスピード感あふれる試合展開に全くついていくことができず、あっという間に大会が終わるという苦い経験をしました。その反省を踏まえ、大会1年前であるこの時期に「我々の現在の位置を知り、残りの1年間で取り組むべき課題を発見すること」を今回のキャンプの目的としました。

今回のキャンプでは「自分たちが守備をしている時に、相手選手が守備陣の間でポジションをとったときに誰がマークをするのか」「前後左右に相手選手が入れ替わってきた時に、どのように守備をするのか」「相手チームから奪ったボールを簡単に奪われない工夫」など、いくつかの課題が明確になったことが大きな収穫だと思います。キャンプ中は、選手同士で話し合いを行い、試合ごとにテーマを決めて試合に臨んだことで、選手自身で解決策を見出すために自主的に深く考える良い機会となりました。今回キャンプをサポートしていただいた日本サッカー協会、トレーニングマッチの対戦チームの関係者皆様にあらためて感謝申し上げます。

RELUCIO RYAN 選手
今回、U-17北マリアナ諸島代表にこのような素晴らしい機会を与えていただき、ありがとうございました。普段、北マリアナ諸島では日本のような素晴らしい環境の下で、高いレベルの相手と試合ができる機会がないので、計7試合のトレーニングマッチを通してたくさんのことを学ぶことができました。試合結果は厳しいものでしたが、試合後にミーティングを行って自分たちの課題を話し合いました。そして、次の試合に向けて準備し、試合で課題にチャレンジしたことで、成長できたと感じています。この経験を持ち帰り、普段から高い意識をもってチーム強化、自身の強化に取り組み、来年の大会に向けさらに頑張りたいと思います。

ANINZO CHIRISTOPHER 選手
このような貴重な機会を与えていただき、また日本の強いチームと素晴らしい環境の中で対戦できたことを光栄に思います。今回のキャンプにご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。この5日間は、北マリアナ諸島では到底経験できないことを経験し、とても充実な時間を過ごすことができました。日本のスピーディーで組織的なチームとの試合経験は、メンタル、フィジカル的にもつらかったですが、この時期に高いレベルでの試合経験ができたことで自分たちが今後何をやらなくてはいけないのかということが分かりました。この経験を活かして、今後のチーム強化、そして個人のレベルアップにつなげていきたいと思います。