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北マリアナ諸島女子代表が神奈川県でトレーニングキャンプを実施
2017年07月03日
北マリアナ諸島女子代表が6月21日(水)から25日(日)までのあいだ、神奈川県の星槎スポーツクラブでトレーニングキャンプを行いました。JFA公認指導者として北マリアナ諸島に派遣されている三田智輝技術委員長もともに来日し、チームの日本滞在をサポートしました。北マリアナ諸島女子代表のキャンプの目的は、現在の実力を把握し、今後の強化に繋げること。期間中は、日本の女子チームと計3試合のトレーニングマッチを実施しました。また滞在中は箱根町役場への表敬訪問や日本文化の体験、都内観光、J1リーグ「横浜F・マリノスvsヴィッセル神戸戦」の観戦を行うなど充実した時間を過ごしていました。
トレーニングマッチ結果
6月22日(木) vs JFAアカデミー福島女子U-15 0-9(0-4)30分×2
6月23日(金) vs 桐陽高校女子サッカー部 0-3(0-1、0-1)30分×2、20分×1
6月24日(土) vs OSAレイア トップチーム/星槎国際高校湘南/OSAレイアU-15 0-11(0-7、0-2)30分×3
コメント
ルアム・ケン・クー 北マリアナ諸島女子代表監督
日本でのトレーニングキャンプは、2011年に世界チャンピオンになった日本女子サッカーのレベルや環境を選手たちに体感してもらうことが目的でした。北マリアナ諸島はアジアサッカー連盟や東アジアサッカー連盟の大会に出場することでしか、海外のチームと対戦する機会を得ることができません。サッカー環境や宿泊施設が素晴らしい日本で、選手たちが同じ時間を過ごせたことはこれからの代表強化においてプラスになるでしょう。北マリアナ諸島は、とても平和的で時間が穏やかに流れています。普段は体感することができない異文化に触れることができ、とても良い経験になったと思います。日本サッカー協会、そして星槎スポーツクラブに非常に感謝しています。再び日本に来ることを楽しみにしています。
クロエ・サルボサ 選手(キャプテン)
私たちを温かく歓迎してくれた日本サッカー協会と星槎スポーツクラブに感謝しています。食事やグラウンドは素晴らしく、宿舎のいたるところに北マリアナ諸島の国旗があり、アットホームな雰囲気のなかでキャンプを行えたことをとても嬉しく思います。今回の遠征で対戦した相手はとても強く、私たちは限界に挑戦しなければなりませんでした。私たちが対戦した日本のチームの印象は、結果に関係なくとてもフレンドリーだったということです。彼女たちの戦い方からも学ぶことがたくさんありました。若い年代でも技術レベルが高く、経験が豊富な点は、北マリアナ諸島の女子サッカーも見習って発展していかなければいけないと思いますし、個人としてもより努力をしなければいけないと感じました。
三田智輝 北マリアナ諸島技術委員長
北マリアナ諸島女子代表にとっては、これが日本での初めてのトレーニングキャンプでした。星槎スポーツクラブの皆さまをはじめ箱根町の方々に温かく受け入れていただき、充実したトレーニングを行うことができました。今回の目的は、来年開催される東アジアサッカー連盟の大会に向けた準備と日本の女子サッカーを実際に肌で感じて体験し、個人とチームの成長に活かすことでした。3試合のトレーニングマッチから、技術レベル、サッカーに取り組む姿勢、チームプレーの重要性を学ぶことができたのは大きな成果でした。対戦していただいたチームの関係者、星槎スポーツクラブの皆さまに感謝しています。