”史上最強”の挑戦
2002年日韓ワールドカップを経て、その”夢の舞台”に立った選手も、立てなかった選手も、
”黄金世代”と呼ばれる選手の多くが海外に活躍の場を移していた。
中田英寿選手や小野伸二選手に加え、稲本潤一選手、中村俊輔選手、
高原直泰選手たちの活躍によって、”世界との壁”に挑むことは”日常”となっていた。
日本代表は新監督に世界的な名手であったジーコ氏を迎え、”黄金世代”を中心とした日本代表は2004年にアジアカップを連覇、翌年には世界最速でのワールドカップ出場権を獲得、
親善試合ではイングランド代表に、コンフェデレーションズカップではブラジル代表に引き分けるなど、世界の強豪国とも渡り合ってみせた。
世界を舞台に活躍することを”日常”とした選手個人の活躍に加えて、
チームとしても結果を出し続けていた日本代表は当時”史上最強”とされ、
日韓ワールドカップでのベスト16を超えていくことへの期待は必然的に高まっていた。
しかし、その大きな期待はドイツの地で儚く散ってしまう。
初戦オーストラリア代表を相手に中村選手のゴールで先制するも、
試合終了を目前にした84分に同点ゴール、その後に立て続けに2失点を喫して1−3の逆転負け。
勝利が欲しい第2戦クロアチア代表との一戦は、川口能活選手がPKストップを決めるなど守備陣が奮闘するも、攻撃陣が決定的チャンスをものに出来ずスコアレスドロー。
最後の望みを託したブラジル代表との第3戦、前半開始早々に玉田圭司選手のゴールで先制するも、
そのゴールによって本領発揮した前回王者の前に1−4の大敗。
その後、現役引退を発表する中田英寿選手が、センターサークルで仰向けに寝転ぶ姿が、
夢半ばで潰えた”史上最強”の挑戦を象徴していた。
選手一覧
PLAYERS
ユニフォーム
JERSEY
フォトギャラリー
PHOTO GALLERY
大会結果
RESULT
GROUP STAGE Group F
順位 | チーム名 | 勝点 | 勝 | 引 | 負 | 得失点 | 得点 | 失点 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ブラジル | 9 | 3 | 0 | 0 | +6 | 7 | 1 |
2 | オーストラリア | 4 | 1 | 1 | 1 | ±0 | 5 | 5 |
3 | クロアチア | 2 | 0 | 2 | 1 | -1 | 2 | 3 |
4 | 日本 | 1 | 0 | 1 | 2 | -5 | 2 | 7 |
グループステージ敗退
大会情報
優勝: | イタリア | MVP: | ジネディーヌ・ジダン(フランス) |
準優勝: | フランス | 得点王: | ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)5得点 |
3位: | ドイツ |
- 優勝
- イタリア
- 準優勝
- フランス
- 3位
- ドイツ
- MVP
- ジネディーヌ・ジダン(フランス)
- 得点王
- ミロスラフ・クローゼ(ドイツ)
5得点
公式試合球
+ チームガイスト(+TEAMGEIST)
名称は「チームスピリット」が加わることで、より強くなれるという意味。革新的な14枚のパネル構造を採用し究極の球体を実現することで、より正確なコントロール性を追求。放射状ラインのグラフィックは躍動とエネルギーを象徴。「白」と「黒」は開催国ドイツ代表チームの伝統色、ファインゴールドは FIFA ワールドカップTMのトロフィーにインスパイアされています。