現役のSAMURAI BLUEプレーヤーの歩みを貴重な写真で振り返る、「SAMURAI BLUE〜プレーヤーズヒストリー〜」。今回は3年ぶりにJリーグへ復帰した権田修一を取り上げよう。
中学時代からFC東京の下部組織に在籍していた権田はU-15日本代表から年代別代表にも招集されてきた。
SAMURAI BLUEとして、初めて招集されたのは2010年1月6日のAFCアジアカップカタール2011予選・イエメン戦。大学やJリーグでプレーする選手たちで構成されたSAMURAI BLUEの一員としてプレーし、3-2の勝利を飾った。
2011年にはAFCアジアカップ2011を戦うSAMURAI BLUEにも選ばれたが出場機会はなく、その後、ロンドンオリンピック2012を目指すU-22日本代表で存在感を示した。
そしてロンドンオリンピック2012ではU-23日本代表として全試合に出場し、日本のベスト4に貢献した。
2014年には2014FIFAワールドカップブラジルのメンバーに選出される。ここでも出場機会はなかったが、SAMURAI BLUEの一員として常にチームを支えた。
2015年3月27日のキリンチャレンジカップ2015・チュニジア戦で先発出場を果たして以降、SAMURAI BLUEの舞台からしばし遠ざかったが、2018年9月に森保一監督の下、再び招集される。
10月12日のキリンチャレンジカップ2018・パナマ戦で先発、その後もSAMURAI BLUEヘの招集は続き、AFCアジアカップUAE2019では突破がすでに決定していたグループステージ最終節のウズベキスタン戦以外全ての試合に先発出場し、日本を準優勝へと導いた。
2020年の欧州遠征でもメンバーに招集された。今年、ポルティモネンセSC(ポルトガル)から期限付き移籍で清水エスパルスへ加入した。
実に3年ぶりのJリーグ復帰だが、開幕戦となった鹿島アントラーズ戦から清水のゴールを守り続ける。その豊富な経験と高い人間性で、権田は所属クラブにもSAMURAI BLUEにも大きな安定をもたらす存在だ。
1989年3月3日 東京都生まれ。ポジションはGK。2007年、FC東京でU-18からトップチームに昇格。2016年1月にSVホルン(オーストリア)へ期限付き移籍するまで、9年間在籍し、Jリーグヤマザキナビスコカップ(現JリーグYBCルヴァンカップ)と天皇杯全日本サッカー選手権大会と2つのタイトルを獲得する。SVホルンとの契約終了後、2017年からはサガン鳥栖でプレーし、2019年1月にポルティモネンセSC(ポルトガル)へ移籍した。今シーズンからは清水エスパルスでのプレーを選択し、3年ぶりのJリーグ復帰を果たした。
SAMURAI BLUEでは18試合出場。主な国際大会での招集はAFCアジアカップカタール2011(優勝)、FIFAコンフェデレーションズカップブラジル2013(グループリーグ敗退)、2014FIFAワールドカップブラジル(グループリーグ敗退)。AFCアジアカップ2019(準優勝)では突破がすでに決定していたグループステージ最終節のウズベキスタン戦以外全ての試合に先発出場した。またU-23日本代表としてロンドンオリンピック2012(4位)にも出場。