現役のSAMURAI BLUEプレーヤーの歩みを貴重な写真で振り返る、「SAMURAI BLUE〜プレーヤーズヒストリー〜」。今回はSAMURAI BLUEでチャンスメイクからフィニッシュ、そして守備でもチームに貢献するアタッカー、南野拓実を取り上げよう。
小学生時代からその非凡な才能を高く評価されていた南野は中学へ進学すると同時にセレッソ大阪U-15へ進んだ。
Jリーグでも屈指の育成アカデミーであるセレッソ大阪で順調に成長するとともに、カテゴリー別代表も早くから招集される。U-15、U-16と階段を登り、U-17日本代表ではFIFA U-17ワールドカップにも出場した。
2013年、セレッソ大阪U-18からトップチームへ昇格した南野は、高卒ルーキーとしてはクラブ史上初の開幕スターティングメンバー入りを果たすなど、ルーキーイヤーから活躍する。そして2015年1月にはオーストリアのザルツブルクへ完全移籍し、活躍の舞台をヨーロッパに移した。
念願のSAMURAI BLUEデビューは、その年の10月13日に行われた国際親善試合・イラン代表戦。アウェイでのデビュー戦となった。
その後、U-23日本代表ではリオデジャネイロオリンピック2016に出場。初戦のU-23ナイジェリア代表戦ではゴールも決めるなどの輝きを見せた。
SAMURAI BLUEでの初ゴールは2018年9月11日、キリンチャレンジカップ2018・コスタリカ代表戦。続く10月12日のパナマ代表戦、10月16日のウルグアイ代表戦でも得点し、3試合連続ゴールで森保一監督が指揮する新生SAMURAI BLUEのエースとして名乗りを上げた。
またAFCアジアカップUAE2019では、決勝のカタール代表戦でゴールを記録。SAMURAI BLUEの準優勝に貢献する。
2019年9月10日のアウェイ・ミャンマー代表戦からスタートしているFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選では、直近のモンゴル代表戦(2021年3月30日)まで5試合連続ゴールを記録中。南野は、名実ともに森保SAMURAI BLUEを前線から牽引している。
ヨーロッパではザルツブルクから2020年1月、英プレミアリーグの名門リバプールFCに加入。現在はサウサンプトンでプレーするが、今後も日本を代表するアタッカーとしてさらなる活躍を期待したいところだ。
1995年1月16日 大阪府生まれ。ポジションは、MF。セレッソ大阪U-18から2013年にトップチームへ昇格(2012年に2種登録として、Jリーグデビュー)。2013年のJ1リーグ第1節・アルビレックス新潟戦で高卒ルーキーとしてはクラブ史上初の開幕スターティングメンバー入りを果たすと、第14節・ジュビロ磐田戦でJ1初ゴールを記録し、当時、大久保嘉人選手が保持していたクラブの最年少得点記録を更新した。同年、Jリーグベストヤングプレーヤー賞を受賞。
2015年1月、ザルツブルク(オーストリア)へ完全移籍。2015-2016シーズンには主力としてチームのリーグ優勝に貢献した。その後、2019年1月にリバプールFC(イングランド)へ加入した。現在は同リーグのサウサンプトンへ期限付き移籍中。
SAMURAI BLUEでは28試合出場(13得点)。主な国際大会での招集はAFCアジアカップUAE2019(準優勝)。またU-23日本代表としてリオデジャネイロオリンピック2016(グループリーグ敗退)にも出場。