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ニュース

なでしこジャパン オーストラリアに粘り勝ち、東京オリンピックにはずみをつける

2021年07月15日

なでしこジャパン オーストラリアに粘り勝ち、東京オリンピックにはずみをつける

なでしこジャパンは7月14日(水)、サンガスタジアム by KYOCERAでMS&ADカップ2021オーストラリア女子代表戦に臨み、岩渕真奈選手のPKによって1-0の勝利を収めました。

日本は熊谷紗希選手と南萌華選手がセンターバックを形成し、塩越柚歩選手が右サイドで先発出場を果たしました。前線は岩渕選手と菅澤優衣香選手が2トップを組み、東京オリンピック前最後の試合を迎えました。オーストラリアは、なでしこリーグでのプレー経験を持つクレア・ポルキホーン選手、ケイトリン・フォード選手などが先発出場しました。
今年初のナイトゲームとなった一戦では、観客がスマートフォンのライトを掲げ、両チームの選手入場をきらびやかに演出。そして杉野杏紗主審のホイッスルで試合が開始しました。

日本はオーストラリアのスプリントとパワーに押される時間もありましたが、GK山下杏也加選手の安定したキャッチでチームに落ち着きを与えます。するとなでしこジャパンで初めて背番号10のユニフォームを着た岩渕選手がチャンスメークに関わり、30分には岩渕選手のパスから菅澤選手がループシュートを放ちますが、相手GKにセーブされました。37分には長谷川唯選手から菅澤選手にパスが出ましたが、これはオフサイドの判定でチャンスとはなりませんでした。注目されたオーストラリアのエースであるサマンサ・カー選手に対しては、日本守備陣が集中を切らすことなくケアを続けて自由を奪いました。

0-0で前半を終えると、オーストラリアは6人の選手を交代し、前線を総入れ替え。日本は前半と同じメンバーで後半に入ります。
この試合の勝敗を分けたシーンは54分に訪れました。左サイドの宮川麻都選手が、マークをはがしながら前方に走る長谷川選手にパス。長谷川選手はゴール前にクロスボールを送りましたが、これがアランナ・ケネディ選手の手に当たってハンドの判定となりました。日本にPKが与えられると、岩渕選手がこれをゴール左下に確実に決め、2,584人が集まったスタンドから大きな歓声が上がりました。
岩渕選手の4試合連続ゴールでリードした日本は、63分に4人の選手を交代して新たな攻撃陣でゴールを目指しました。中でも途中出場の遠藤純選手は積極的にシュートを放ち、64分にはクロスバー直撃のミドルシュートで会場を沸かせます。田中美南選手もゴールに近づくパスを通し、相手守備陣を慌てさせましたが、これ以上スコアは動かず1-0でタイムアップ。日本がFIFAランキング9位のオーストラリアを1-0で退け、1週間後のオリンピック本番へ大きな弾みをつけました。

試合後には、これからオリンピックに向かうなでしこジャパンに対し、スタンドから大きな拍手が。22人の選手たちは、その拍手の音や観客の笑顔を胸に刻み、前に進むための原動力に変えることを誓った様子でした。

なでしこジャパンは15日(木)午後にいよいよ東京オリンピックの初戦が行われる札幌に移動。21日(水)のカナダ女子代表戦に向けて調整を続けていきます。

監督・選手コメント

高倉麻子 監督
東京オリンピックの初戦1週間前にオーストラリアという素晴らしいチームと京都で対戦できたことを嬉しく思います。世界の中でも上位のスピードやパワーを体感しながら、前半は少し固いゲームになったなと思います。強度に慣れていって前半の修正ポイントを話しながら自分たちで流れを作ることができ、PKではありましたが勝利で終われたことは非常に良かったと思います。今日の試合での良かったことと課題をしっかり共有し、選手とオリンピックに向かっていきたいと思います。

DF #5 南萌華 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
失点をしなかったという部分では良かったかなと思います。立ち上がりや得点した後にもしっかり集中を切らさずにプレーしていて、試合の切れ間で集中できたことが無失点につながったと思います。相手のカー選手が重要な選手というのは(熊谷)紗希さんなどと話していて、カー選手がどこにいてもチーム全体で互いに声を掛け合いながら確認していました。 DFライン裏への飛び出しも注意していたので、あまり危ないシーンを作られずに評価できるところだと思います。しかし細かいところなど修正できる点はあると思うので、しっかり修正して前に進みたいと思います。

DF #16 宮川麻都 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
オーストラリアの勢いで背後が気になってしまうことが多かったですが、それでもビルドアップして前を目指しました。スピードのある相手なので、もっと早く味方にパスすべき場面で、いつもの感覚でプレーしてしまったので、引き締めてプレーすべきだったと感じています。(長谷川)唯さんとは同サイドでプレーすることが多かったので、お互いの動きは分かっていて、遠すぎず近すぎずの距離感で、今日も唯さんといいパス交換ができました。オーストラリア戦の反省を生かし、なでしこらしいサッカーをできるようお互い高めあっていきたいと思います。

MF #8 三浦成美 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
速いスピードや力強いパワーを持つ相手は久しぶりで、慣れるまで時間がかかりましたが、結果的に勝てて良かったです。欲を言えばもっと点を取って内容も圧倒したかったと感じていて、そこは多少の危機感もあるので、オリンピックへ調整していきたいです。選手入場の雰囲気は心の底から湧き上がってくるものがあるので、オリンピック全試合を有観客でやりたかったというのは正直あります。なので今日は「オリンピックに行ってきます」という気持ちでプレーしました。オリンピックでは、画面越しでも何かが伝えられるようなプレーをしていきたいです。

MF #12 遠藤純 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
多くのチャンスを作ることができましたが、FWとして出たからには点を決めなければいけない場面があったので、そこは課題だと感じています。1対1の局面の強さが今日は一段と強かったですし、そんなチームがオリンピックにはたくさん出場するので、自分も1対1で負けずに粘り強く守備をしていきたいです。ミドルシュートを打つことは意識していて、実際に打つこともできましたが決められず、チャンスを無駄にしないよう練習していきたいです。これからも勝利に近づけるようなプレーを見せていきたいです。

FW #10 岩渕真奈 選手(アーセナル/イングランド)
勝つことができて結果としては良かったです。ただもう少し攻撃の回数やボールに絡む回数を多くしないといけないと感じているので、攻撃のバリエーションは今後も増やしていきたいです。無失点なのは良かったことのひとつで、狙い通りにボールを奪えるシーンもあり、スピードで置き去りにされるシーンもそこまでなかったと思います。PKは誰が蹴るか決まっていなかったのですが、(長谷川)唯が「ぶちさん!」と言ってくれたので蹴らせてもらいました。オリンピック初戦まであと1週間なので、これからもっとコンディションを上げて臨みます。

なでしこジャパン(日本女子代表)対 オーストラリア女子代表
開催日:2021年7月14日(水)
会場:京都/サンガスタジアム by KYOCERA

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