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ニュース

なでしこジャパン、国際親善試合とMS&ADカップ2022に向けたメンバー発表会見を実施

2022年09月29日

なでしこジャパン、国際親善試合とMS&ADカップ2022に向けたメンバー発表会見を実施

日本サッカー協会(JFA)は9月28日(水)、10月6日(木)のナイジェリア女子代表との国際親善試合、10月9日(日)のニュージーランド女子代表とのMS&ADカップ2022に向けたなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー発表会見を行いました。

7月に行われたEAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会の優勝メンバーから長野風花選手(ノースカロライナ・カレッジ/アメリカ)や植木理子選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)らが選ばれる中、海外に活躍の場を移した清水梨紗選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)や南萌華選手(ASローマ/イタリア)らも選出されました。

また、準優勝を果たしたFIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022のメンバーから藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)、小山史乃観選手(セレッソ大阪堺レディース)、浜野まいか選手(INAC神戸レオネッサ)の3選手が選ばれ、藤野選手と小山選手はなでしこジャパン初選出となりました。

池田監督はこの3選手について、「藤野選手はスピードとゴールに向かう姿勢は素晴らしい。浜野選手もゴールに向かう姿勢、ボールを収められます。自分の特徴をどれだけ発揮できるか、また他の選手とどのような関わりが生まれてくるか期待したい。小山選手は、U-20日本女子代表では主に左サイドバックとして運動量豊富にプレーしたが、運動量をもった中でプレーの質も求めていきたい。小山選手が入ったことで年齢の幅も広がり、どのような化学変化が起きるのか、また、自分の良いところをどんどん出してアピールしていってほしいと思う」と期待を口にしました。

来年7月に開催予定のFIFA女子ワールドカップに向けて重要な強化の機会となる2試合。池田監督は積み上げていきたいポイントについて「プレーの質、強度を上げていきたいというのは常々思っていること。われわれのコンセプトである“奪う”というところでは、ゴールを奪うための推進力を持った選手が出てきほしい。その中で、判断スピード、プレースピードを持ちながら技術を発揮できる選手が増えていけば」と語りました。

なでしこジャパン監督就任後、初めて国内で開催される国際親善試合を指揮する池田監督は、今回対戦するナイジェリアについて「U-20の大会でも個のスピードや一人一人の強さが見られた。アフリカ独特の守備の間合いやスピードへの対応は気をつけていきながらも、力強い守備をかいくぐっていくボールの回し方はわれわれもどんどんトライしていきたい。相手の特徴を踏まえた上でわれわれのストロングポイントを出していきたい」とコメント。さらにニュージーランドについては「来年のワールドカップでオーストラリアとの共催国でもあるので、計画的に強化をしている。数試合見た中ではいろいろなトライをしているチームだと思うし、守備では前からプレッシングを掛けてくることもある。われわれとの試合でどう戦ってくるか分からないが、しっかり準備している相手に、試合の中で間合いを見ながら何ができるのか。短い準備期間ではあるが、選手たちの対応力も含めてトライしていきたい」とポイントを挙げました。

登壇者コメント

佐々木則夫 JFA女子委員長
昨年11月以来で、池田監督にとっては初めての国内での国際親善試合になります。EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会では見事に優勝してくれました。その力をこの国際親善試合で見ていただける機会が来ました。テレビ放送もありますが、ぜひスタジアムに足を運んでいただき、来年のFIFA女子ワールドカップに向かうなでしこジャパンを応援していただければと思っています。

池田太 なでしこジャパン監督
国内で国際親善試合ができることを本当にうれしく思います。目的は来年のFIFA女子ワールドカップに向けた強化になります。7月に行われましたE-1 サッカー選手権での選手たちの活躍、日頃のWEリーグやなでしこリーグでの活動、そして先月行われたFIFA U-20女子ワールドカップを戦ってくれた選手たち、さまざまな選手たちを招集させていただきまして一つの新しいスタート、強化のステップを踏めればいいと思っています。海外クラブに所属する選手も招集し、若い世代の選手との融合も含め、新しい組み合わせを試合やトレーニングの中で試して、コンビネーションや関係性づくりも踏まえて、もう一段チーム力の土台を大きく広げる2試合にしたいですし、国内の皆さんに見ていただけるチャンスでもあるので、なでしこらしいアグレッシブな戦い、粘り強く、明るく挑戦していく姿を見せていければと思っています。

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