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震災から10年ぶりにJFAアカデミー福島が福島県での活動を再開

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2021年04月08日

震災から10年ぶりにJFAアカデミー福島が福島県での活動を再開

東日本大震災から10年。静岡県に一次的に移転していたJFAアカデミー福島(男子)が、今年の新中学1年生より、段階的に福島での活動を再開しました。
今年度は16期生として男子19名が新たに入校し、福島県双葉郡広野町を拠点に「”常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間を育成する。”」というフィロソフィーの実現に向け、3年間の寄宿生活の中でサッカーのみならず、様々なプログラムを通じてその実現を目指して活動していきます
4月5日(月)に活動拠点である柊寮に入寮し、その後、3月末に開所したJFAメディカルセンターでメディカルチェックを行いました。また、4月6日(火)に行われた入校式は新型コロナウイルス感染対策として、参加者を一部制限する形での実施となりましたが、内堀福島県知事、福島県サッカー協会会長をはじめ県内からの来賓の皆さまからの祝辞を頂き、福島への帰還を歓迎していただきました。また、新入生を代表し、福島県出身の田村 悠真が決意表明を行い、「目標にされる選手になりたいです。僕たちが活躍することで福島のみなさんを勇気づけます」と、力強く今後の活躍を誓いました。
その後、16期生一同はチーム初となるトレーニングを行いました。選手たちは互いのレベルを確認し合いながら、充実した時間を過ごしました。これから、選手たちは切磋琢磨しながら夢の実現に向けた3年間を過ごしていきます。

コメント

池内豊 チーフコーチ兼監督(JFAアカデミー福島(男子)EAST)
ここに至るまでに福島県・静岡県の多くの関係者の方々がバトンをつないでくれました。
震災直後、行き場を失った我々を速やかに受け入れてくださった時之栖(静岡県御殿場市)、そして静岡県サッカー協会にまずは改めて感謝を申し上げます。そして今回の帰還に向け、震災後10年を経て様々な準備をして下さった福島県ならびに広野町の関係者の皆さまにも重ねて御礼申し上げます。
我々が「JFAアカデミー福島」の名を掲げたまま、今日に至るまで活動を続けて来られたこと、そして原点でもあるこの地に戻れたことを大変感慨深く感じております。
JFAアカデミー福島の伝統を絶やすことなく、更に子どもたちと一緒に夢の実現に向けて頑張っていくことで、多くの方々の希望や勇気につなげていくことが我々の使命であり、その過程では地域の方々や保護者の方々ともしっかり連携をとりながらしっかりと活動してまいります。
4月6日の入校式を終え、多くの方より「おかえりなさい」とのお言葉をいただきました。
地域の方々に帰還に向けてご尽力頂き、歓迎してもらっていること、素晴らしいサッカー環境や学校環境の中活動できることに責任の大きさを感じつつ、一個人としてもこのような仕事に携われる喜びも感じています。
希望に目を輝かせた未来ある選手を見て、改めて私が今まで皆さんから受け継いできたサッカーというバトンをまさにこの選手、スタッフたち、そして日本のサッカー界にしっかりと渡していきたいと思っております。

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