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SAMURAI BLUE、元日タイ代表戦へ板倉選手らが復帰、GK野澤選手、伊藤涼太郎選手を初選出
2023年12月08日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は12月7日(木)、来年1月1日(月・祝)に東京の国立競技場で行われるTOYO TIRES CUP 2024のタイ代表戦に臨むメンバーを発表。板倉滉選手(ボルシアMG)らが復帰し、GK野澤大志ブランドン選手(FC東京)と伊藤涼太郎選手(シントトロイデンVV)が初招集となりました。
今回の試合は来年1月12日に開幕するAFC アジアカップ カタール 2023の大会メンバー発表前に行われる最後の試合で、大会試合登録と同じ23人を招集しました。
連勝スタートとなった11月のFIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選を戦った上田綺世選手(フェイエノールト)、伊東純也選手(スタッド・ランス)らのメンバーを中心に、新たにGK野澤選手と伊藤選手の二人を初招集。6人が復帰となりました。
復帰組は板倉選手のほか、中村敬斗選手(スタッド・ランス)、奥抜侃志選手(1.FCニュルンベルク)が10月以来。森下龍矢選手(名古屋グランパス)は9月の欧州遠征以来、川村拓夢選手(サンフレッチェ広島)と藤井陽也選手(名古屋グランパス)はそれぞれ6月、3月以来の復帰です。奥抜選手と川村選手、藤井選手は初招集の二人とともに今回の試合で代表デビューを目指します。
また、先月のアジア2次予選ミャンマー代表戦で代表戦に初出場した佐野海舟選手(鹿島アントラーズ)、シリア代表戦で初ゴールを決めた細谷真大選手(柏レイソル)も引き続き選出されました。
なお、所属クラブで年末年始に試合のあるイングランドやスペイン、ポルトガルなどでプレーする選手の招集は見送られました。
森保監督は、「考えられるベストのメンバーを編成した。アジアカップでも怪我や体調不良など何が起こるか分からない。これまで通り、未来へ向けて可能な限り戦力の底上げをして戦いたい。勝利を目指しつつ、チームの戦術チャレンジ、個の経験値を上げるチャレンジをしたい」と述べています。
今回対戦するタイ代表は最新のFIFAランキングでは日本の17位に対して113位ですが、J1の鹿島やタイのブリーラムなどでも指揮を執った石井正忠監督が11月から率いています。また、MFスパチョーク選手(北海道コンサドーレ札幌)やMFエカニット・パンヤ選手(浦和レッズ)をはじめ、広島などでプレーしたFWティーラシン選手など日本をよく知っている選手も少なくありません。
森保監督も、「(石井監督は)我々のことを知っている。非常に難しい戦いになると思っている」と述べて、警戒を緩める様子はありません。
元日初の代表戦へ、日本代表指揮官は「選手の頑張りを見ていただき、一年の良いスタートになったと思えるような試合をしたい」と抱負を述べました。
なお、アジアカップに臨むメンバーはタイ代表戦終了後に発表されます。
試合は1月1日(月・祝)、14:00キックオフの予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今回のタイ戦でも勝利を目指しつつ、チームの戦術チャレンジ、個の経験値を上げるチャレンジをしたいと思います。勝って、そして選手たちの頑張り見ていただいて、1年の良いスタートになったと思える試合をできればと思っています。アジアカップ、その後のワールドカップアジア予選、本大会へつながる貴重な場として大切に戦いたい。考えられるベストのメンバーを編成しました。日程上招集できない選手もいますが、アジアカップについても怪我や体調不良などなにが起こるか分かりません。これまで通り、未来へ向けて可能な限り戦力の底上げをして、チームの戦力として考えていけるように、今回の元日の試合を戦いたいと思っています。
野澤選手はオリンピック年代で所属クラブやU-22日本代表の大岩(剛)監督の下で非常に力をつけていて、伸び代を期待して招集しました。経験値は浅いですが、自分が試合に出るというギラギラしたものを練習の時から見せてほしいです。伊藤(涼)選手はクラブでいいプレーをしていて、日本代表で戦ってもらえる選手だと考えて選出しました。
Jリーグの選手たちには難しい調整になると思いますが、激しく厳しい長いシーズンを終えて、まずはしっかり休んでもらい、28日からの練習で1日の試合へ向けてコンディション上げてほしいと思っています。プロとして決められたターゲットにコンディションを上げることはできる選手たちだと思っていますし、怪我はさせたくありませんが、ほかの選手が休んでいるときに試合をしてタフに戦うところは代表選手の誇りでもあります。しっかり休んで、誇りを持って代表活動に臨んでほしいです。
アジアカップの準備としては、初戦から勝利を積み上げていけるように、個とチームのコンディションと戦術理解度を上げることはやっていきたい。フィジカル、戦術の準備だけでなく、一戦一戦成長しながら戦っていけるように、長期間戦えるメンタリティ、どんなアクシデントも乗り越えるメンタリティは確認して大会に入りたいと考えています。
山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
アジアカップ、そしてワールドカップ予選と、常に強化していかなければならない中、元日に多くの皆さんに見ていただける機会をいただきました。元日の国立競技場での試合は、サッカー関係者はもちろん、日本国民の皆さんにとっても文化的な価値があると思います。我々も良い試合をしてライト層の方々にもお正月を楽しんでいただければと思いますし、これがアジアカップの良い準備につながっていけばと思っております。
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