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SAMURAI BLUEアジア2次予選DPRK戦メンバーに長友、小川選手らが復帰
2024年03月15日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は3月14日(木)、FIFAワールドカップ26アジア2次予選 兼 AFCアジアカップサウジアラビア2027予選の朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)代表とのホーム&アウェイ2連戦に臨む日本代表メンバーを発表。長友佑都選手(FC東京)、小川航基選手(NECナイメヘン)らが久しぶりの復帰となりました。試合は3月21日(木)に東京の国立競技場、26日(火)に平壌のキム・イルスンスタジアムにて行われます。
昨年11月に始まったアジア2次予選でミャンマーとシリアにいずれも5-0の勝利でグループBの首位に立つ日本は、1勝1敗で2位につけるDPRK、同率ながら得失点差で3位のシリアに勝ち点3差でリードしています。今回のDPRKとの2連戦で勝ち点6を手にすると、6月の2試合を待たずに次の最終予選進出が決まる可能性があります。
今回の2連戦に臨むメンバー26人のうち、7選手が復帰となりました。
長友選手がFIFAワールドカップカタール2022以来の1年3ヵ月ぶりの代表活動で、小川選手は2019年12月のEAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会以来、橋岡大樹選手(ルートン・タウン)は昨年10月以来です。そして、相馬勇紀選手(カサ・ピアAC)とGK大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)は、昨年11月のアジア2次予選以来の招集となりました。
また、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)と川村拓夢選手(サンフレッチェ広島)は、今年の元日に行われたタイ代表とのTOYO TIRES CUP 2024戦以来です。
チームは今年1~2月のAFC アジアカップ カタール 2023を戦った顔ぶれが主体の編成で、所属クラブで好調なプレーを続けている遠藤航選手(リバプールFC)や久保建英選手(レアル・ソシエダ)、南野拓実選手(ASモナコ)をはじめ、毎熊晟矢選手(セレッソ大阪)や佐野海舟選手(鹿島アントラーズ)らも引き続き選出されています。
森保監督は会見で、「今度のDPRKとの2試合で2次予選突破、その先の最終予選と大きな目標へ向けて、経験値を上げていけるように、目の前の試合に最善の準備をして戦いたい」と抱負を述べています。
久しぶりの招集となった長友選手の選出について指揮官は、「チームで存在感を発揮していいプレーをしている。代表でも改めて彼の力を出して戦ってほしい」と戦力面を評価。その上で、「彼はどんな時も反省を怠らずポジティブで前向きに振舞ってくれる。これから厳しい戦いになる。彼がもたらしてくれるエネルギーに期待したい」と、経験豊富な37歳DFへのリーダーシップに期待を示しました。
日本とDPRKの通算対戦成績は日本の8勝4分け7敗。平壌での対戦は2011年11月の2014 FIFAワールドカップブラジルのアジア3次予選以来で、その時は0-1で日本が敗れました。最新のFIFAランキングでは日本の18位に対して、DPRKは114位です。
森保監督はアウェイでの戦いについて、「想定外のこともあるかと思う。覚悟を持って臨まなければならないが、これまで通り、自分たちがやれることに目を向けて、落ち着いて準備して戦いに臨みたい」と語り、気を緩めず、従来通りの姿勢で取り組む意向を示しました。
日本チームは3月18日(月)からの合宿で試合へ向けて調整を始めます。
試合は21日(木)の東京でのホーム戦が19:20、26日(火)の平壌でのアウェイ戦が17:00キックオフの予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
今度の朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)との2戦を、アジア2次予選突破、その先の最終予選突破と大きな目標へ向けて、チームとして経験値を上げていけるようにしたいと思います。一戦一勝で目の前の試合に勝っていけるように、最善の準備をして結果を出せるように戦い、応援してくださっている方々に喜んでいただけるように、全力で戦い、レベルアップをできるようにしたいと思っています。アウェイでは想定外のことなど、いろいろな意味で厳しい戦いになると思います。覚悟を持って戦いに臨まないとなりませんが、我々はこれまでの戦いでも、いろいろなアクシデントがある中で、ベストを尽くして結果を出すことを考えてきました。今回もこれまで通り、自分たちがやれることに目を向けて、落ち着いて準備して戦いに臨めればと思っています。アジアカップでの我々の課題を克服しながら、自分たちが想定していないことに対しても、きちんと解決していけるようにしたいと考えています。
伊東純也選手については、フランスリーグでプレーしているので招集可能ですし、したいと思っていましたが、招集した場合に日本で彼を取り巻く環境を考えると、彼が落ち着いて生活できる、プレーできる、そういう環境にはならないと私自身想像していますし、彼だけでなくチームとしての活動にもチーム全体が落ち着いて活動できる環境にはおそらくならない。そうなったときに彼が一番大切にしている家族や様々な方々への影響を考えると今は招集しない方が良いと判断しました。一言で言うと、彼を守るためです。また、冨安健洋選手は(負傷リカバリー後)まだ試合に出場していないことが大きく、怪我のリスクも考えました。しっかりしたパフォーマンスをアーセナルで見せてくれることが、自然と代表の戦力になると考えました。
山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
先日、なでしこジャパンが国立競技場で行われたパリ・オリンピック最終予選でDPRKにしっかり勝って、勢いをつけてくれました。その勢いをいただきながら、この2試合をしっかりと戦って連勝を目指していきたいと思います。
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