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SAMURAI BLUE森保監督、AFCアジアカップまでの続投で「結果を出して次につなげたい」
2026年07月25日

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は7月24日(金)、来年1~2月に行われるAFC アジアカップ サウジアラビア 2027までの続投決定を受けて、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長、山本昌邦技術委員長とともに東京都内で記者会見に臨み、「しっかりと結果を出して次につなげられるようにベストを尽くしたい」と抱負を語りました。
前日のJFA理事会で森保監督のアジアカップまでの続投と、その後をU-21日本代表の大岩剛監督が兼任で引き継ぐことが決定しました。
これまで日本代表監督は、4年ごとに行われるFIFAワールドカップ開催を基本軸として務めてきており、従来とは異なる形での交代となります。
森保監督は、「これまで通り、日本代表の勝利のため、日本サッカーの発展のため、日本のためになるという思いを持って、自分たちのやるべきことに全力を尽くしたい」と話しました。
今回から48チームに拡大したFIFAワールドカップ2026は7月19日に終了。2大会連続で指揮をとった森保監督の下で日本代表はオランダ代表、チュニジア代表、スウェーデン代表とのグループステージを1勝2分けのグループ2位で突破しましたが、ノックアウトステージ1回戦のラウンド32でブラジル代表に逆転勝利を許して敗退となりました。
「結果ではもっと上に行きたかった悔しさはあるが、やり残したというものではない」と森保監督は述べて、これからの半年間については「日本代表の勝利と日本代表、日本サッカーの発展のために納得してやらせていただく」と語っています。
会見に登壇した宮本会長は、「アジアカップは我々にとって非常に重要な大会。世界で戦うためにも、まずアジアで勝ちきる力を示していく必要がある」として、「アジアカップを勝つことから逆算で考えた。森保さんが勝ち続けてきたアジアでの強さをアジアカップでも発揮してもらい優勝につなげたいと考えた」と説明しました。
宮本会長はあわせて、日本サッカーの未来を見据えた検討の結果、「たどり着いた結論が『継承と進化』。4年後、それ以降も考えて新しい空気も必要だ」という判断に至ったと話しました。

山本技術委員長は、森保監督の評価について「結果だけではない」として、同監督が兼任した2021年東京オリンピックを含め、1期目の2022年FIFAワールドカップ、今回の北中米大会までの活動を振り返って、「日本が世界強豪と互角に戦えることを証明してくれた」とその手腕を評価しました。
FIFAランキングの順位にも触れて、代表監督就任当初の50位台から最新の17位までと大きく改善したと指摘。「日本サッカーは確実に上昇し、前進もできている。我々に必要なのはゼロから作り直すことではない。培ってきた経験、情報、信頼関係、代表とアンダーカテゴリーを継承しながら、さらにその先へ進むことだ」と語りました。
また、大岩監督について山本技術委員長は、アンダーカテゴリーからの強化と育成、世代交代、パリオリンピックでオーバーエイジ枠を使わずにベスト8入りした国際大会での実績などから「今回の方針を実現してくれる」と判断したと説明。「アジア競技大会(9月15日~10月3日、愛知・名古屋)で優勝することも、久しぶりの日本開催の大会で大きなインパクトもある。年内は大岩監督にはアジア競技大会含むオリンピックの活動に専念してもらいたい」と話しました。

森保監督は後任の大岩監督との連係について訊かれると、コーチングルームが隣にある高円宮記念JFA夢フィールドで、これまでも様々なやり取りで日本の勝利と選手の向上のためにコミュニケーションをとってきたとして、「改めて次に生きるようにしっかりと取っていきたい」と話しました。
第3期森保監督体制での初戦は9月のキリンチャレンジカップ2026で、24日(木)に宮城のキューアンドエースタジアムみやぎ、28日(月)にエディオンピースウイング広島にて行われます(対戦相手は今後発表)。
また、AFCアジアカップ2027は来年1月7日(木)から2月5日(金)までサウジアラビアで開催され、日本はグループステージでインドネシア、タイ、カタールとの対戦が決まっています。
森保監督は、「過去と今と未来を考えてチームを編成していきたい」として、これまでと変わらない姿勢を改めて示しました。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
このたび契約延長のオファーをいただき、私自身、本当にありがたく思っています。やるべきこと、やらなければいけないミッションを考えると身の引き締まる思いでいます。これまで通り、与えられた契約期間の中で日本代表の勝利のため、日本サッカー発展のため、それが日本のためになるという思いを持って、自分がやるべきことに全力を尽くしたいと思っています。この契約期間の中で私自身が、スタッフと選手とともに全力を尽くすことが次への良きバトンタッチになるように、そして契約期間内にしっかりと結果を出して次につなげられるように、ベストを尽くしていきたいと思っています。
私自身は、未来の日本サッカーのために、2050年までに日本がワールドカップで優勝するという大きな目標の中、協会だけでなくJリーグの百年構想の中で、より日本のサッカーが世界で結果を出して日本国内で認知・認識され、日本のサッカー、スポーツ全般が日本文化となっていくことを願って日々活動しています。過去と未来を掛け合わせて今のベストを作ろうと、スタッフとともに毎回の活動で次につながるように取り組んでいるので、やり残したから監督を継続するということではありません。どんな立場でも日本サッカーが成長して世界に勝っていくことをやっていきたい。チームで全力を尽くすという部分で、私自身も与えられた役割の中で全力を尽くしたいと思っています。
宮本恒靖 JFA会長
アジアカップまで森保さんに、その後は大岩さんに新しい日本代表の監督として指揮を執ってもらうことが決まりました。ワールドカップが終わった今、我々が重要だと考えているのがアジアカップ優勝で、非常に重要なタイトルであることは間違いありません。世界で戦うためにも、まずアジアで勝ちきる力というものを示していく必要があり、アジアで結果を出せる監督が誰かという観点を重要視しました。今回のワールドカップでもありましたが、今後はFIFAランキングによって戦い方がかなり変わってきます。公式戦であるアジアカップを勝つことで少しでもFIFAランキングを上げていくことが重要になります。一方で、今回のワールドカップだけでなく、これまでの歩みというものを改めて分析して、4年後だけでなく日本サッカーがさらに成長していくために何が必要なのかということを検討してきました。その結果、我々がたどり着いた結論が「継承と進化」です。
森保監督自身がロシアワールドカップで監督だった西野(朗)さんからバトンを受け継いだという話をしてくれたことがありました。継承することが重要だと考えたときに、少し時間を作って、積み上げてきた組織力やチーム周りのことを受け継ぐ時間も必要だと考えました。それがアジアカップまでの間ということも言えます。
サッカーというものは常に進化し、変化するスポーツだと思います。その時々において、日本サッカーがどうあるべきかを考える必要があり、それが、我々が進むことだとも思っています。これまでの成果や課題、4年後、その先を見据えて様々な議論を重ね、現時点で最適と思える判断を下しました。これからも我々は世界に立ち向かい、世界トップを目指して挑戦を続けていきたい。日本代表チームがたくさんの皆さんから愛され、誇りに思ってもらえる存在であり続けられるように、これからもサッカー界一丸となって取り組んでいきたいと思っています。
山本昌邦 JFA技術委員長
日本代表がこれまで積み上げてきたものを変えることが目的ではありません。森保監督の下、日本代表は本当に大きな成長を遂げ、東京オリンピック、カタールワールドカップ、北中米ワールドカップへと続く取り組みの中で、日本代表は世界の強豪と互角に戦えることを証明してくれました。また、FIFAランキングでも2018年の50位台から現在の17位まで上昇させてくれました。日本サッカーは確実に成長し、前進もできています。だからこそ、私たちに必要なことはゼロから作り直すことではありません。これまで培ってきた経験、情報、信頼関係、アンダーカテゴリーとの連続性を継承しながら、さらにその先へ進む。若い選手の突き上げを作り、より多くの選手をラージグループとして育て、アンダーカテゴリーとの一貫性をさらに高めていく。そして日本代表として世界と戦い続ける、この文化を発展させていくことだと思っています。
こうした方向性を実現していく上で、大岩監督はこれまでの実績と成果によってその適正を示してくれています。アンダーカテゴリーからの育成と強化、世代交代への取り組み、国際大会での経験、日本サッカーへの理解。大岩監督は、私たちが今回掲げるこの方針を体現できる人物であると決断しました。そしてワールドカップで過去最高の結果を出していくために必要なのは継続であり、進化であり、躍進だと思います。私たちはその未来を実現するために今回の大きな決断をしました。
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