JFA.jp

©AFC

Commonwealth of Australiaオーストラリア

オーストラリア
Commonwealth of Australia

面積 人口 首都 言語
769.2万㎢ 2,536万人
(2019年)
キャンベラ 英語

オーストラリアサッカー連盟
Football Federation Australia(FFA)

設立/FIFA加盟最新FIFAランキング
(※2021年9月16日発表)
1961年/1963年 32位
FIFAワールドカップ出場日本代表との対戦成績(直近5試合)
5回
(1974、2006、2010、2014、2018年)
3勝 2分(9得点 5失点)
オーストラリア

「サッカルーズ」の愛称で知られるオーストラリア代表は2006年よりアジアサッカー連盟(AFC)に加入した。ここまで日本との対戦成績は親善試合も含めると日本の9勝9分7敗だが、常に激しい試合を繰り広げている。

グループリーグで日本に逆転勝利し、ラウンド16に進出した同年のドイツ・ワールドカップはオセアニア・サッカー連盟(OFC)からの参加だったが、AFC加入以降も2010年の南アフリカ、2014年のブラジル、2018年のロシアと過去3大会連続でワールドカップに出場している。

興味深いのは過去3度のアジア最終予選で全て日本と同じ組に入っていることだ。

2010年ワールドカップの最終予選では、日本のホームだった1試合目が0-0、アウェイの2試合目は田中マルクス闘莉王選手が先制点を決めるも、ティム・ケーヒル選手の2得点でオーストラリアが2-1と逆転勝利。オーストラリアは6勝2分の首位で突破、日本は2位での突破だった。

2014年ワールドカップの最終予選では2試合とも1-1の引き分けに終わったが、日本のホームで行われた2試合目は終盤にトミー・オアー選手のゴールで先制されながら、後半アディショナルタムに本田圭佑選手のPKで追い付き、最終節のイラク戦を待たずして予選突破を決める試合となった。

オーストラリア

前回の最終予選ではアウェイで1試合目を戦った。本田選手の1トップが話題になったが、キャプテンの長谷部誠選手のパスを起点に本田選手が繋いだボールを原口元気選手が左足で決めて前半に先制点を奪う。そこから左サイドバックで起用された槙野智章選手などが粘り強い守備を見せたが、後半早々に原口選手が不運なファウルを取られてPKとなり、1-1の引き分けで終わった。

突破がかかったホームのオーストラリア戦はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の指揮のもと行われたベストゲームの一つとして語り継がれるパフォーマンスで、アンジェ・ポステコグルー監督が率いていたオーストラリアをチャンスの数でも大きく上回った。長友佑都選手のラストパスから浅野拓磨選手がゴール、後半には井手口陽介選手の鮮やかなミドルシュートで追加点をあげて2-0の勝利。そこから今回の最終予選まで4年間、対戦が無かった。

オーストラリア

現在はかつて選手としてサンフレッチェ広島に所属し、ベガルタ仙台を率いたこともあるグラハム・アーノルドが監督をつとめる。森保一監督と同様に、東京オリンピックのチームも兼任しており、若い選手たちやオーバーエイジとして参加したFWミッチェル・デュークらと日本の環境を経験している。
基本スタイルは2014年からアンジェ・ポステコグルー監督が植えつけてきた”アタッキングフットボール”を継承しており、ボールを動かしながら人も動いていく。守備のスタートポジションは4ー2ー3ー1でも、攻撃時には片方のサイドバックが前線に上がり、同サイドのウィングは中央寄りにポジションを取るなど、状況に応じたいくつもの形を持っており、相手に前からプレッシャーをかけさせない立ち位置を取ってくる。

日本は2019年に行われたAFCアジアカップ決勝のカタール戦など、可変性の高いスタイルに苦しむ傾向にある。しかもオーストラリア特有の球際の強さ、セットプレーの高さと言った伝統的な武器も備えており、非常に厳しい相手になることは間違いない。現在はファジアーノ岡山に所属するミッチェル・デューク選手、セレッソ大阪のアダム・タガート選手が継続的に招集されている。

オーストラリア

さらにはフランクフルトで鎌田大地選手と同僚のアルディン・フルスティッチ選手、セルティックで古橋亨梧選手と縦のホットラインを形成するトム・ロギッチ選手(上写真23番)など、ゆかりのある選手は多いが、FIFAワールドカップカタール2022本大会をかけた戦いで負けるわけにはいかない。前回は2試合目で完勝した日本が首位突破、敗れたオーストラリアは3位でプレーオフに回ることになったが今回どうなるか注目だ。

TOP