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SAMURAI BLUE ベトナムでの初練習を実施
2021年11月09日
11月8日(月)、アジア最終予選(Road to Qatar)のベトナム代表戦を控えるSAMURAI BLUEはベトナム/ハノイに入ってから初めてピッチでのトレーニングに励みました。この日は前日夜に現地入りした権田修一選手、長友佑都選手、柴崎岳選手、前田大然選手、大迫勇也選手の5選手のみでの始動となりました。
練習会場に着き、バスを降りたスタッフ、選手たちの口から漏れたのは「思ったより涼しいね」という言葉。ベトナム北部の都市ハノイは亜熱帯気候に属する地帯で、熱帯のように一年を通じて高い気温の日々が続くのではなく、四季に似た気候の変化をするとのこと。気温計が示した気温も19度、体を動かすにはほどよい気候の中、5選手による初日のトレーニングがスタートしました。
開始前には、反町康治技術委員長が宿泊ホテルの関係者からコロナ陽性判定が出たことに触れ、直接チームに関与する関係者ではないものの、「今一度、手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒といった防疫対策をしっかりと行い、良い状態で試合に臨もう」と、オフザピッチでの行動にも気を抜かずに試合に進んでいくことを皆で共有してトレーニングへと移行しました。
この日はコンディションを戻すことに重きがおかれ、そこまで運動負荷をかけない形で行いました。ジョギングからサイドステップ、バックステップ、ドリブル、パスといったサッカーに関連する様々な体の動きを織り交ぜながら、体に刺激を与えていき、最後にボールフィーリングを確かめながら、長中距離のパス交換を行い、終了となりました。
練習を終えた選手たちが夕食をとり、各々が自室へ戻った頃、この日に日本を発った第2便がハノイに無事到着しました。到着した選手たちはホテルまで移動したところでコロナウイルス検査を行い、検査結果が出るまで自室で待機となります。翌朝にはヨーロッパから第3便が到着、9日(火)のトレーニングからは今回招集した28名でトレーニングを行う予定です。
チームは9日、10日とトレーニングを積み、11日のベトナム代表との一戦に臨みます。
選手コメント
GK 権田修一 選手(清水エスパルス)
ベトナム代表の選手たちはサイズはそんなにないですが、機動力がある印象です。2019年にアジアカップで対戦して、一番イメージと違ったチームでした。90分守りきろうというチームではないですし、守るときは守りますがしっかり攻撃をしてくるチームだと思います。日本が攻撃を受ける時間もあると思いますので最善の準備をする必要があるかと思います。
9月、10月と1戦目で負けていますが、今回特別なことを何かするということではなく、個人個人がきちんとコンディションを整えて臨まないといけませんし、1戦目が大事、ということは昨日一緒に移動してきた選手たちとも話しています。
自身の所属クラブでの役割とは少し変わって、日本代表での役割は今回であれば日本代表初招集の選手や、このチームで経験の浅い選手たちに対して、気持ちよくプレーできるように、リスタートの守備の確認など、彼らがストレスにならないようしっかり確認したいと思います。
MF/FW 大迫勇也 選手(ヴィッセル神戸)
時差も少なく、移動も短く、入国もスムーズにいき、体調は問題ありません。ベトナム代表は若い選手が多い印象ですが年々力をつけてきているチームだと思います。2019年に戦ったときは5バック気味の相手でしたが、今回もチームとしてやるべきことを整理して臨みたいと思います。この2試合は勝ち点6を取らないといけないと思っています。点を取るためにどうするか、失点しないためにどうするか、そして個人としてゴール前の連係を第一に考えています。
9月、10月と初戦を落としている事実はあるのでコンディション含め、初戦への臨み方は考えないといけないと感じています。しっかりやるべきことを整理した上で試合への入り方も大事にする。まず今日、練習をして気候やピッチの感触も確認していきます。日本が勝つことだけを考えて、自分はゴールで貢献したいと思います。
MF/FW 柴崎岳 選手(CDレガネス/スペイン)
10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦は自分としてはベストを尽くしている中でいい所や悪い所もありました。すでに自分の中では消化して、受け入れて前に進んでいます。森保監督とは色んなことを話して、日本代表が前へ進むための非常にポジティブな会話もしました。サウジアラビア戦後にシステムを変更して、オプションとして機能した面もありますし、一つ形になったかと思います。自身はもともと攻撃的な選手として、過去に日本代表でも4-3-3のインサイドハーフの経験もあり、慣れていますし、2ボランチと中盤3人で守るときの守備の仕方が変わりますが、僕としては戦い方の幅が広がるのでプラスに捉えています。
今回対戦するベトナム代表はチームとしてコレクティブに、勤勉に、アジリティも活かしながら戦ってくるチームだと感じています。アウェイの雰囲気の中、気持ちも引き締めて臨みたいと思います。
MF/FW 前田大然 選手(横浜F・マリノス)
ベトナム代表との対戦は苦戦を強いられるイメージがありますし、簡単な試合にはならないと思います。自分が試合に出られればゴールを決めることだけを考えて行きたいと思います。東京オリンピックでは僕を含めた攻撃陣がなかなか点を取れなかったので、あれから点を決めてチームを引っ張っていくという気持ちでやってきました。自分の武器であるスピードでは負けないと思いますが、それ以外の面で高い能力をもった選手が多いので、そういった面は吸収しながら、練習からがむしゃらにアピールしたいです。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年11月11日(木) 19:00 キックオフ(日本時間 21:00)vs ベトナム代表
会場:ハノイ(ベトナム)/My Dinh National Stadium
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