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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
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第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
第32回オリンピック競技大会
(2020/東京)
2021/7/23(金)~2021/8/8(日) 
サッカー競技日程:2021/7/21(水)~2021/8/7(土)

South Africa南アフリカ代表

南アフリカ代表
オリンピック出場:3回目(最高成績:グループリーグ3位 / 2000年)

About Qualifier予選の戦いについて

東京オリンピックの予選を兼ねた2019年のU-23アフリカ・ネーションズカップでは、グループリーグでザンビア、コートジボワール、ナイジェリアと対戦。
初戦のザンビア戦はスコアレスドローに終わったが、続くコートジボワール戦では、終盤に生まれたテボホ・モコエナのゴールを守り抜き、1-0で勝利。第3戦ではナイジェリアと0-0で引き分け、1勝2分と2位でグループリーグを通過した。

準決勝ではこの大会で優勝するエジプトに0-3と完敗を喫するも、オリンピック出場権をかけた三位決定戦ではガーナと対戦。前半にオウンゴールで先制すると、50分に追いつかれながらも、62分にカモヘロ・マハラツィが勝ち越しゴールを奪取。ところが終了間際にまたしても失点し、2-2のまま延長に突入した。
試合は延長戦でも決着がつかず、勝負の行方はPK戦に委ねられた。8人目までもつれ込む接戦となったものの、最終的には6-5で勝利、2大会連続となるオリンピック出場を決めた。
なお、この大会で得点を奪ったモコエナとマハラツィは、ともに東京オリンピックのメンバーにも選出されている。

Match Previewマッチプレビュー

日本がグループリーグ初戦で対戦する南アフリカは、2大会連続3回目のオリンピック出場となる。

初めて出場したのは2000年のシドニーオリンピック。この時も日本と同じグループで、試合は日本が高原直泰の2ゴールで2-1と勝利している。この大会で南アフリカはブラジルに勝利するサプライズを演じたものの、日本のほか、スロバキアにも敗れ、1勝2敗でグループリーグ敗退に終わっている。

南アフリカ代表

2度目の出場となった前回のリオオリンピックでは、グループステージで開催国のブラジル相手に引き分ける健闘を見せたものの、デンマークに敗れ、イラクには勝ち切れず、2分1敗でまたしても決勝トーナメント進出はならなかった。

7月2日に発表された20人のメンバーのうち15人が国内組。国外組5人のうち4人がポルトガルのクラブに在籍し、1人はウクライナでプレーしている。
オーバーエイジはGKロンウェン・ウィリアムズとDFアブバカル・モバラの2人のみで、両者も共に国内組の選手。フル代表でも主軸のパーシー・タウや、タガロ・レサベラらイングランドのプレミアリーグ組は招集されていない。

日本がU-23代表として南アフリカと直接対戦したのは、前述のシドニーオリンピックでの1試合のみ。SAMURAI BLUEとしての対戦も、2009年に南アフリカで行われた親善試合の1試合のみで、この時は0-0の引き分けに終わっている。

一方、今回の東京オリンピック世代は、2017年のFIFA U-20ワールドカップで対戦経験がある。開始7分にDF冨安健洋のオウンゴールで先制を許しながら、48分にFW小川航基のゴールで追いつくと、72分にMF堂安律が決勝ゴールを奪い、2-1と逆転勝利を収めた。
今大会のメンバーでこの試合のピッチに立っていたのは、冨安、堂安の他、DF中山雄太、MF板倉滉、MF三好康児、MF久保建英の6選手だった。

短期決戦における初戦の重要性は、過去の大会を振り返っても大きい。

初戦でブラジルを破る大金星を挙げながらも、決勝トーナメントに進めなかった1996年アトランタオリンピックは例外として、グループリーグを突破した2000年シドニー、12年ロンドンはともに初戦で勝利を収めた一方、グループリーグ敗退となった2004年アテネ、08年北京、16年リオはいずれも敗戦。

南アフリカ代表

今回もこの初戦が、メダル獲得に向けた最初の難関となることは間違いないだろう。
南アフリカは身体能力の高さを備えているだけに、相手のスピードや強さにいかに対抗していくか、重要なテーマとなるだろう。国外組のうち3人がFW登録であるように、前線に能力の高い選手が揃っていることには注意が必要だ。

特に気を付けたいのは、ポルトガルのブラガでプレーするFWルーサー・シン。フル代表でもプレーするウインガーで、鋭いドリブルと高い決定力を兼備する。この選手を自由にさせないことが肝要だろう。DF吉田麻也とDF酒井宏樹、欧州リーグでアフリカ勢との対戦経験豊富なオーバーエイジの2人のパフォーマンスがカギを握りそうだ。

一方、南アフリカ代表はU-23アフリカ・ネーションズカップのグループリーグを無失点で突破したように、堅い守備も光る。最終ラインの要となるのはウクライナのクラブでプレーするDFテルシウス・マレペ。高さと強さを兼ね備えた屈強なCBが、日本の攻撃陣を苦しめそうだ。

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