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SAMURAI BLUE、ペルー代表戦へ大阪で練習、攻撃の形などを確認
2023年06月18日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月17日(土)、キリンチャレンジカップ2023第2戦のペルー代表戦(20日、大阪・パナソニック スタジアム 吹田)へ向けて大阪の吹田市内で練習を行いました。
エルサルバドル代表戦を行った愛知県豊田市から前日の午後、移動して大阪入りをしていたチームは、第2戦へ向けて大阪で初練習。前日同様に夏の強い陽射しが照り付けるなかで選手たちは1時間半近く汗を流し、足のケガから復帰を目指している川崎颯太選手(京都サンガF.C.)も部分的に参加して体を動かしました。
ランニングやストレッチ、ボール回しなどで体をほぐすと、この日はクロスボールに合わせてシュートに持ち込むサイド攻撃の練習に時間を割き、伊東純也選手(スタッド・ランス)や久保建英選手(レアル・ソシエダ)らが軽快な動きを見せていました。
それを終えると、15日の第1戦で先発した守田英正選手(スポルティングCP)や旗手怜央選手(セルティック)ら8名はジョギングに移行して、早めに練習を切り上げました。
それ以外のメンバーは、瀬古歩夢選手(グラスホッパ―CZ)、菅原由勢選手(AZアルクマール)らゴール前で守備を固めるDF陣をかわしてクロスボールに合わせてゴールを狙う動きを確認。さらに、ハーフコートより少し狭いエリアで6対6にフリーマンを2人つける形でミニゲームを実施しました。
全体練習後は、前田大然選手(セルティック)、鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)、中村敬斗選手(LASK)、浅野拓磨選手(VfLボーフム)らはシュート練習を繰り返し、伊藤敦樹選手(浦和レッズ)、川辺駿選手(ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ)はロングキック、伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)はロングボールのクリアなどの感触を確認。三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)と相馬勇紀選手(カーザ・ピアAC)は1対1のボール争奪戦のバトルを繰り返していました。
エルサルバドル戦の先制点で代表初ゴールを決めて6-0快勝の口火を切った谷口彰悟選手(アルラヤンSC)は、「得点も獲れて、チームとしてやりたいことをアグレッシブに見せることができた。ただ、ペルーは力のあるチーム。仕切り直して、いい意味で前回の試合を忘れて挑まなければいけない」と話しています。
ペルーは16日(金)に韓国の釜山で韓国代表と対戦して1-0で勝利しました。
守田選手はペルー戦へ向けて、「1対1で負けないこと。(3月の)コロンビア戦も競り合い一つで負けていた印象なので、個で負けないこと」が勝利へのポイントになると話しています。
なお、この日の練習開始前には、JFAオフィシャルトップパートナーであるキリングループのキリンビバレッジ株式会社からドリンクの贈呈など激励を受けました。
チームは18日(日)の練習では非公開で調整を行い、試合に備える予定です。
選手コメント
GK #1 中村航輔 選手(ポルティモネンセ/ポルトガル)
エルサルバドル戦は勝利で終えてチームの目的を果たせたので、非常によかったと思います。ペルー戦へ、選手として試合への準備を欠かさずにやっていて、GKとしては失点を限りなくゼロに近づけることを求められるので、求められる役割を果たせるようにしたいです。(前回参加の代表活動と比較して)2年というのは長くて、いろいろなところが変化していると思います。自分自身も欧州で2年半くらいプレーして、変わらないものもありますが、選択の難しさなど、気づいて変わったものもあります。ゴールを守ることは変わらない部分ですが、いろいろなプレーがあって、その選択をしていく作業が少し難しいという時もあります。世界トップレベルとの差はまだまだあると感じていて、結果的にUEFAチャンピオンズリーグなどに出られていないので、そういう差は受け入れないといけないと思っています。代表ではシュミット選手や大迫選手がいて、二人ともトップレベルで自分の力を証明してきているので、彼らとできることは嬉しいことです。
DF #3 谷口彰悟 選手(アルラヤンSC/カタール)
この間の試合は得点も獲れて、チームとしてもやりたいことをアグレッシブに見せることができたと思うので、3月の活動よりは進歩したと思っています。でも、次のペルーは力のあるチームなので、いい意味で前回の試合を忘れて挑まないといけない。チームとして守る部分と個々が1対1で守り切るところは間違いなく必要なので、臆することなくしっかりバトルしたい。そこで優位に立てれば勝利に近づくので、そこはこだわっていきたいです。ワールドカップも経験していろんなトップレベルの選手のプレーも見ましたが、どの国も1対1や時には数的不利でも守り切る、そういうチームが強かったですし、上位にいっています。日本のセンターバックもそこを目指して、海外の強くて高くてという選手に対して1対1で負けない、広いスペースを一人で守れるところは目指していかなくてはいけない部分だと思っています。カタールリーグは基本的にどのチームもFWは外国籍選手が多くて結構強烈な選手がいるので、日本で経験できないようなことが経験できています。自分もまだまだチャレンジして、いろんな道を求めて頑張っていきたいと思っています。
MF/FW #5 守田英正 選手(スポルティングCP/ポルトガル)
エルサルバドル戦では、いつもだったら最初に点が入ったらそれに甘んじて自分たちから強度を高くしたり、スピードアップできないような展開になりがちですが、あの試合は90分を通して「もう一つ、もう一つ」という姿勢は振り返ってみてもあったかと思います。3月はいろんな要素があってノッキングがすごく起こってしまった。サイドバックが中に入ってという新しいチャレンジに対して、一つの手段が目的のようになってしまってうまくいかなかったのですが、今回はベースとなる部分で縦に速く、カウンターを狙うなどのシンプルなシーンは練習からやっていました。今の方が本来やるべきことが分かって、どういうことを求められてるかが、よりはっきりしてると思います。次の試合でも、強度や徹底的にボールを握って前進するというところにトライは向けられていると思います。まず1対1で負けないこと。当たり前のことですが、負けている印象が強いなと選手として思うので。コロンビア戦も競り合い一つで負けていた印象なので、個で負けないことです。一番シンプルで一番難しい。ポイントとしは、そこに詰まってるのかなと思います。
MF/FW #16 相馬勇紀 選手(カーザ・ピアAC/ポルトガル)
(エルサルバドル戦でサイドバックに入って)昔ウィングバックをやっていたこともありましたし、監督と少し話す機会もあったので、そこまで違和感はなかったです。ただ、中に入る、絞るところなどは(ウィングバックとは)全然違うので今も勉強中です。1対1の対人のところは昔から自信持っていますし、自分の持ち味だと思っているので、まず目の前の相手に絶対に負けないことなどを意識しました。攻撃参加はタイミングが大事なので、自分がもともと持っているフィーリングをそのまま生かせるところを自分なりに生かしていきたい。(エルサルバドル戦のアシスト場面は)ファーストトラップで一番いいところに置けたので、狙い通りのボールで、古橋選手が中でしっかり合わせてくれました。今シーズン、自チームで3-4-2-1の右のシャドーでずっとプレーして、かなりクロスを上げるシーンも多かったですし、上げるシーンが多い分、相手のDFの裏を突いたり落とすようなボールなど、いろいろなキックを蹴れるようになってきたと感じています。そこは自分の良さだと思うので、違いを出せていけたらと思っています。
MF/FW #19 旗手怜央 選手(セルティック/スコットランド)
次の試合は前の試合とは違って強度などが変わってくると思うので、いろいろなシチュエーションを想定しながらやっていきたい。自分のプレーをしっかりして、価値を示していきたいです。この前の試合に出て、求められているのはゴール前に顔を出すことが大事だと感じたので、自分がボールを持ったときも持っていない時も、クロスのタイミングで入るなど、もっともっとこだわっていきたいと思っています。この前の試合でやらせてもらったポジションが一番フィットするのかなと思いますが、どこでもできるのがいいと思うので、いろいろなポジションでプレーできるように頭の中を整理していきたいです。三笘選手のプレーはテレビで見たりして、刺激になりますし、一緒にプレーすれば彼の良さや成長していることも感じます。攻撃から守備への切り替えなどはすごく速いですし、プレスをかける強度もすごく速くなっている。そこは僕もしっかり吸収していきたいと思っています。
MF/FW #20 久保建英 選手(レアル・ソシエダ/スペイン)
僕は今、コンディションがすごくいいので、次の試合も期待してもらって構わないです。点を取れましたし、内容も良かったと思います。欧州でプレーする選手は、ラスト1試合でいい終わり方ができたらとみんな思っていると思います。僕はシーズン残り1試合で、このスタジアムでは代表戦は多分あまり印象が良くないと思いますが、そういうところも払拭できるように頑張っていきたいです。この前の試合では、僕たちのやる気というか試合の入りがすごく良かった。そういうところは次の試合にも通じると思うので、次の試合もあのぐらいの入りができればベストなんじゃないかなと思います。右サイドは久しぶりでしたが、自分の本来のポジションの一つでプレーさせてもらえていいプレーできたので、4-3-3だったら代表でも右が僕には合ってるのかなと思います。サイドバックの菅原選手や堂安選手、途中から入ってきた相馬選手とかの意見も聞いて、彼らの要求にできるだけ応えるようにしていました。彼らの特徴を出すことが自分のアピールにも繋がると思うので。ペルーは気迫のこもったディフェンスをしてくるので、僕らは球離れの良さに気をつけないといけない。韓国はショートカウンターで何回もペナルティエリア内まで運ばれるシーンがあったので、球離れの良さや連係連動というところも大事になってくると思います。
2023年6月20日(火) 18:55 キックオフ(予定) vs ペルー代表
会場:大阪/パナソニック スタジアム 吹田
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