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S級コーチ養成講習会2023 Module3・集中講習⑥ 参加者レポート Vol.8

2023年09月28日

S級コーチ養成講習会2023 Module3・集中講習⑥ 参加者レポート Vol.8

Module3の第2週目は、世界で活躍する現役監督についてオンラインで発表する「監督プレゼン」が行われました。1人あたり20分という短い持ち時間の中で、戦術はもちろん、監督の人柄やマネジメント方法など、様々な観点が盛り込まれた内容となっており、発表する側・視聴する側、両者にとって学びの多いプレゼンテーションとなりました。

またオンライン講義として、JFAフィジカルフィットネスプロジェクトの広瀬氏・安松氏をお招きした講義も開催されました。

Module3・集中講習⑥

期間:9月11日(月)~9月14日(木)

9月11日(月) 午後 監督プレゼン
「リコンディショニング」 広瀬統一(JFAフィジカルフィットネスプロジェクト)
9月12日(火) 午後 監督プレゼン
9月13日(水) 午後 監督プレゼン
「環境対策」 安松幹展(JFAフィジカルフィットネスプロジェクト)
9月14日(木) 午後 監督プレゼン

参加者コメント

塚原真也 さん(FC大阪)
オンラインでのS級ライセンスの受講で始まったmodule3の2週目は予め各個人に決められていた課題を発表する場でした。内容は『監督プレゼン』。
20分間の中で割り振られた監督の人物像、マネジメント方法、幼い頃の生い立ちや選手時代の経歴、2022-2023にその監督が採用した戦術を徹底的に調べて未来の監督の我々に向けてのプレゼンテーションを行うのです。最後にはグループに分かれた参加者と各チューターからの質問もあるので誰よりもその監督を知っておく必要性があります。
特に我々が勉強になったのが20分の中で何を強調し、どんなスライドを見せるのか、言葉の強弱、どんな映像でどんな解説を入れるのか、何をどのように聞き手にプレゼントをする意識で発表をするのかという部分でした。
実際のチームを指揮する場面に置き換えても自分が何を話したいかよりも聞き手がどう受け取るかが重要な場面も多々あると思います。そしてそれぞれの参加者が作成した監督紹介はどのプレゼンも念入りに作成された素晴らしいものばかりで将来の監督としても参考になるものばかりでした。

『リコンデション』の座学では早稲⽥大学の広瀬統一氏によるもので
①選手にパフォーマンス発揮に影響するもの
②選手が怪我から復帰した時に監督として考えられる事
③どのように怪我から復帰した選手をチームフィットさせていくか
これらグループで考え8分で意見をまとめて簡潔に発表を行います。現場の指導者として知識が薄い部分を他のスタッフと連携し選手の怪我からの復帰をスムーズに行うかという観点で良い発見があり大変参考になる内容でした。

『環境対策』ではJFAの安松幹展氏より
①暑熱対策
②寒冷対策
③高地に⾏く際に心掛ける事
主に上記の3つの議題でした。近年は気候変化により気温も高くなり暑熱環境下のパフォーマンスへの影響、どう身体を冷却するのかという観点でまだまだ少ない知識であったがデータや過去の例を実際に見る事でより明確な知識が身に付きました。

オンラインの講義以外では大学やクラブチームに参加者が訪問させて頂き指導実践を行う機会がありました。そして今回は2人組になり実践をチューターと共に視察する事も行いました。中で観るのとは大きく違い、TRの意図、コーチングや指導中の立ち位置、何をどう落とし込むのか、などが冷静に観る良い機会にもなりました。これは我々だけでは成り立たない時間でしたのでご協力して頂いた各チーム指導者の皆様、選手の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございます。

toto

S級コーチ養成講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。

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