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2022年度 JFA第6回理事会を開催
2022年04月15日
日本サッカー協会(JFA)は4月14日、JFAハウスおよびオンラインで第6回理事会を開催しました。
同理事会では、審判委員会に有識者の意見などを聞くアドバイザリーボードが設置されることが決まったほか、昨年度に続き、WEリーグクラブを対象とした「ASEAN地域女子選手受け入れ支援制度」を実施することなどが決定しました。
ASEAN地域女子受け入れ支援制度は、WEリーグクラブがASEAN加盟国の女子選手とプロ契約を締結し、WEリーグ登録が完了した場合に、JFAから当該クラブへ補助金を交付する制度です。女子サッカーの発展めざましいASEAN地域から選手を日本に招聘(しょうへい)し、当該選手の強化育成に寄与することを目的としています。
また、各種委員会(常設委員会、専門委員会、特別委員会)のうち、女子委員会や審判委員会など8つの委員会の委員が選任(詳しくはこちら)されたほか、3月に開催された第5回理事会で選任された委員長の下、この2年間で取り組むべき事項が提示されました。まだ決定していない技術委員会などの委員については5月の理事会で選任されることになっています(天皇杯実施委員会の委員はこちら、国体実施委員会の委員はこちら)。
そのほか、3月30日から4月1日にかけてカタールのドーハおよびオンラインで開催された国際サッカー連盟(FIFA)のカウンシル、同総会、アジアサッカー連盟(AFC)理事会、および東アジアサッカー連盟(EAFF)の理事会、通常総会の決定・報告事項について報告がありました。
EAFF通常総会では、会長、副会長3名および理事会メンバー6名の選挙が行われ、JFAの田嶋幸三会長が、EAFFの副会長に再任されました。任期は2026年までとなります。
また、「ウォーキングフットボールJFA推奨ルール」を発行することも報告されました。
ウォーキングフットボールはその名の通り、歩いて行うサッカーです。イングランドのチェスターフィールドFCが2011年に高齢者の健康のために歩いて行ったサッカーが起源とされており、以降、同国内で急速に広まりました。しかし、それぞれ独自のルールで行われていたため、2018年にイングランドサッカー協会(The FA)が統一ルールを策定。JFAは、老若男女誰もが気軽に楽しめるこのスポーツを広く普及させたいとして、The FAのルールを日本用にアレンジし、今回のJFA推奨ルールを発行することとしました。
主なポイントは、①サッカー経験や障がいの有無など関係なく誰でもプレーできること、②全員がプレーを楽しめること、③けがをしない/させないことに最大限、配慮することの三つ。JFAは、この推奨ルールを広めていくとともに、誰もが気軽に参加でき、継続していける場やコミュニティーが日本国内に数多くつくられるようさまざまなところに働きかけていく考えです。
理事会の詳しい資料はこちらをご覧ください。