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JFA公認指導者研修2017 コンディショニングリフレッシュ研修会 開催報告
2017年12月11日
12月2日(土)、静岡県裾野市の帝人アカデミー富士でコンディショニングリフレッシュ研修会を開催しました。午前中は講義とグループワークで指導計画案の作成、午後は指導計画案を元に実践を行いました。受講生同士で声を掛け合いながら、様々な場面で協力し合う姿が見られるなど、連帯感が生まれました。また、意見交換を積極的に行うなど、充実した研修会となりました。
講師コメント
安松幹展 JFAインストラクター
サッカーのフィジカルトレーニングに関する正しい知識を講義・実技を通して学び、実際の指導に生かすことを目的として、「ボールと心拍計を使った持久力トレーニング」をテーマにしたリフレッシュ研修会を、今年度は帝人アカデミー富士にて開催しました。
講義では、FIFAワールドカップブラジル大会のゲームフィジカルデータなどから、現代サッカーにおける高強度パフォーマンス(スプリントなど)要素の重要性と、この要素を向上させるためのフィジカルトレーニングの考え方を解説しました。その後、グループ毎にボール(ゲーム)を使用した持久力トレーニングの指導案を作成し、午後の実技でお互い選手役となり、指導実践を行いました。テクニカルコーチだけではなくフィジカルコーチやトレーナー、また指導対象もキッズからトップカテゴリーまで様々な指導者の方々が参加されていたので、指導実践後のトレーニング中の心拍数をみながらの振り返りでは、多方面からの視点で意見交換が行われ、大変充実したディスカッションとなりました。
コンディショニングに興味を持って昨年度に引き続き受講された方や、実際の指導現場で試行錯誤するなかでいくつもの疑問を持って参加された方もいて、この分野でのリフレッシュ研修の必要性をあらためて感じた1日でした。受講生のみなさま、お疲れ様でした。
受講者コメント
茂木優 さん
単純に「足が速い」や「移動距離が長い」というだけでなく、どのレベルの走りなのか、どのエリアでの、どのようなプレー下での移動距離データなのかという、多面的な見方をすることが必要であることが理解でき、今後の指導やゲーム分析をする上での幅が広がりました。
また、講師からは様々なシチュエーションを生理学的視点のみならず、実際のサッカーの場面を映像や資料を元に具体的に提示していただけたので、理解が深まりました。
中村統 さん
素走りによるトレーニングに少し疑問があった為、実際に自らがボールを使ったトレーニングで負荷をかけることを実践したことで、その方法論を学ぶことができ、非常に有意義な時間となりました。
ワールドカップにおける各国のデータも非常に参考になり、そのデータを元にした説明であったので、非常に分かりやすい内容でした。