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指導者研修2014[ゴールキーパーコーチリフレッシュ研修 東日本コース] 開催報告
2014年12月05日
11月29日(土)~11月30日(日)に静岡県の御殿場高原 時之栖でゴールキーパーコーチリフレッシュ研修会を開催しました。
ゴールキーパーコーチの資格保有者のみならず、未経験の方も含め30名の受講者が講義・実技・グループ毎の指導案作成・指導実践と、内容の濃い2日間の研修を無事に修了しました。
インストラクターコメント
川俣則幸 JFAユースサブダイレクター
30名の受講者と2人のインストラクターで開催した研修会は、2014FIFAワールドカップブラジル・テクニカルスタディーグループ GK報告、AFC U-19選手権GK報告、AFC U-16選手権GK報告を行い、世界のトップの今と、日本の育成年代代表の今を共有しました。その上で、実技・指導実践では、課題としてあがったクロスの守備をテーマとしました。クロスの守備がなぜ難しいのか?難しい理由を以下の3つのポイントに集約して、そのいずれかにフォーカスして一貫指導に取り組みました。
①情報収集と予測の難しさ:GKの視野と状況把握
②判断、決断の難しさ:ゴール前に入ってくる相手、それをマークする味方、そして自分(GK)、スペース
③実際のプレーの難しさ:ボールの軌道と GK自身の身体の移動を合わせること
指導実践は、3人組でU-12,15,18をそれぞれ担当し一貫指導にトライする形式で、25分で行うという形で行いました。皆さん、各グループで熱の籠もったディスカッションを経て、指導案作成、そして実践に取り組んで頂きました。同じトレーニングオーガナイズでも、フォーカスするポイントを変えれば、全く違ったトレーニング効果が得られる事をコーチとして、また選手役を体感して再確認していただけたのではないでしょうか。また、クロスの守備を指導することが得意な指導者を目指して頂ければと思います。
受講者コメント
下妻祐貴 氏
普段の指導の中で、クロスの守備は難しいと思っていたので、このテーマで実技の練習をやれて良かったです。ワールドカップの分析ではクロスからの得点が37.6%であることを知り、今後、重点的にトレーニングをやらなければならないと考えるようになりました。
また、世界大会を多く経験している指導者の一言はとても重く感じました。一つ一つの声掛けでプレーを改善することができるなど、とても参考になりました。普段聞けない話やU-16年代の選手へのアプローチの仕方など、研修会に参加して多くのことを学ぶことができました。
馬渕圭太 氏
今回の受講で、トレーニングの中でリアリティを求めることの重要性を改めて感じ、
回数をこなすことより、今まで以上に質にこだわらないと意味がないことがわかりました。
試合で勝つことを求めてしまい、選手を『育てる』ことを置き去りにしてしまっていることを考えさせられました。
もっとコーチとして「考え」 、そして伝えるための努力しなくていけない、といったことを改めて感じさせられた2日間の講習会でした。
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