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S級コーチ養成講習会の現場から2018 受講者レポートvol.9 沖田優さん

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2018年10月09日

S級コーチ養成講習会の現場から2018 受講者レポートvol.9 沖田優さん

JFAとパートナーシップを締結してるスペンインから、Mikel Etxarri Sasiain 氏( スペインバスク州ギプスコア県サッカー協会 指導者養成戦術インストラクター)を招聘。4日間ではありましたが、多くのことを学ばせていただきました。
【集中講習 第9週目:10月1日(月)~10月4日(木)】

今週は、沖田優(コンサドーレ札幌)さんよりご報告します。

今週の担当:沖田優 さん

中期国内研修第9週目は10月1日~4日に開催されました。今週はスペインのミケル・エチャリさんを迎え、4日間の指導を頂きました。

今週のスタートはS級のリフレッシュ講習会に参加することから始まりました。113名のそうそうたる方々と共にミケル・エチャリさんの講習を受けました。主な内容は、ロシアワールドカップにおけるシステムと戦術についてです。システムとは配置であり、どう役割を与えるかで各国の狙いは違うということを学びました。リフレッシュ講習が終わった後も、講義と指導実践の両面からコンセプトについて教えて頂きました。S級を受講していて、システムや戦術について受講仲間と日々議論をして理解を深めている中、システムとその役割について改めて考える時間となりました。

2日目の講義や実践をしていただいた中で印象的だったのは、エチャリさんがスカウト活動をしていた時のお話でした。世界中のサッカーの中で11人の選手に番号をつけてポジションを認識することがありますが、エチャリさんは20番以上に及び自分の考える選手のタイプに分類していることでした。こういったスペインでの経験を伝えてくれることで新たな引出しを増やすことができました。

3日目の講義では、プレースピードは集中力・注意力・視野によって上がるということ、また、リトリートしてくる相手に対しては、幅・中間ポジション・スペースの創造と埋め方・数的優位と優位になるポジショニング・オフザボールの動きが必要だという表現で教えてくださいました。それらを指導実践において、リトリートしてくる1-4-4-2に対して1-3-4-3で崩していく指導をして頂きました。個人的には今週の活動の中で、このセッションが一番自分のサッカー感を刺激される機会だったと感じました。

4日目は私たちの指導実践活動を観て頂いて、独特なアドバイスもしてくれましたし、バスクの指導者養成の父と言われているエチャリさんより、「実践もディスカッションも凄く良かった、おめでとう!」というお言葉も頂きました。2018年S級講習会全体がお墨付きをいただけたようで非常にうれしいお言葉でした。鋭いのにやさしい眼をしたエチャリさんと、通訳をしていただいた的地さんに4日間の感謝を申し上げます。

今週も江戸川大学サッカー部の方々、三菱養和の指導者の方々、流通経済大学サッカー部の方々、JISSや赤羽競技場のご協力ありがとうございました。お陰様で今週もいい時間を過ごすことができました。早く感じる中期も残すところ2週です。

来週は堺陽二さん(栃木ウーヴァ)がお伝えします。

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