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S級コーチ養成講習会2020 Module1・集中講習① 受講者レポート Vol.2
2020年09月14日
9月7日から10日の4日間、S級コーチ養成講習会2020 Module1・集中講習①を実施しました。S級講習会でのオンライン講義は初めての試みのため、外部講師との接続テスト、進行確認などを入念に行ってからのスタートとなりました。
Module1 集中講習①
期間:9月7日(月)~9月10日(木)
9月7日(月) | ガイダンス、短期講習振返り:鈴木淳・大岩剛(JFA S級インストラクター) JFAの取り組み:田嶋幸三(JFA会長) |
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9月8日(火) | ブレインストーミング:宇佐美誠(京都大学教授) フィジカルコンディショニング:安松幹展(JFAフィジカルフィットネスプロジェクト サブリーダー) プロフェッショナルコーチング論:鈴木淳 |
9月9日(水) | ブレインストーミング:宇佐美誠、ゲーム分析(浦和-鳥栖) |
9月10日(木) | 分析グループワーク、分析発表 |
次回の受講者レポートは 小野信義さん(横浜FCジュニアユース 監督)が担当します。
受講生コメント
大谷武文 セレッソ大阪U-23コーチ
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインによる講習会がスタートしました。午前中は所属チームでの活動、午後はパソコンに向かうという生活が始まりました。頭の切り替えや、ZOOMを使ってのコミュニケーションの不安もありましたが、4日間を終えた今、大変充実した時間を過ごすことができたと実感しています。
初日は、前週に行われた鹿島ハイツでの短期講習会の振り返りから始まり、田嶋幸三JFA会長からJリーグの歴史に沿いながら、指導者として大切にしてほしいことなど、受講者への熱い激励を頂きました。受講生全員で、大いに成長していこうと士気が高まりました。慣れないZOOMでのコミュニケーションでしたが、皆、受け身ではなく、時に意見を交換しながら意欲的にスタートできました。
2日目は、京都大学 宇佐美誠先生による1回目のブレインストーミング講習。言わば思考のエクササイズで、仮想例を使って、自分ならばどう行動するかを自由に討論しました。正解はこうというのではなく、そのプロセスにフォーカスした話になるような導きがあり、人の意見にとらわれることなく自分の考えを深めることができました。次に、安松幹展氏によるフィジカルコンディショニング概論では、「サッカー選手のフィジカル的特徴は何で評価するのか」というテーマについて議論。この頃には皆、オンラインでの受け答えの感覚を掴み、活発な意見が飛び交いました。更に、鈴木淳インストラクターによるプロフェッショナルコーチング論では、指導者としての心得について触れられました。コーチとは「目標達成までの手助けをする」という概念や、プロフェッショナルとは、社会貢献に努め、身体的にも精神的にもタフでなければならないことなどという話がありました。
3日目は、2回目のブレインストーミングを行った後、各自でJ1リーグ第15節の試合をテレビ観戦し、分析。各々監督の視点で、チームの改善点をレポートにまとめて提出しました。
そして最終日。前日に提出したレポートを元に、4人1組、4グループでのグループミーティングを行った後、全体で発表しました。インストラクターの方々が、要所要所で助言をしてくださり、各グループ、様々な視点からの発表ができました。
こうして、前例のないオンラインでの講習会1週目が終了。皆、大変な状況をくぐり抜け、集い合っているからこその真剣さ、緊張感を持って取り組めたと感じています。また、様々なバックグラウンドの受講生から出てくる、多種多様な意見がとても刺激的で参考になりました。このような充実した場を作り上げてくださっているJFAスタッフ・講師の方々、そして送り出してくれている職場の方々に感謝し、受講者全員で高め合いながら、さらに学んでいきたいと思います。