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S級コーチ養成講習会2021 Module1・短期講習① 受講者レポート Vol.1
2021年04月23日
2021年度のS級コーチ養成講習会は、4月11日、万全の感染予防対策を取りながら開講式を迎えることができました。
手指の消毒、毎朝の検温はもちろん、大切なコミュニケーションの場である食事の場も「黙食」を徹底して守っていただくことをお願いし、全員で感染予防をしながら取り組みました。
6日間の短期講習を終え、来週からは集中講習会を開催します。
Module1・短期講習①
期間:4月11日(日)~4月16日(金)
4月11日(日) | 開講式、ガイダンス、グループワーク、試合視察(埼玉スタジアム2002) |
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4月12日(月) | ASE<Action,Socialization Experience>(茨城県立中央青年の家) グループワーク、分析発表、コンディションチェックゲーム(鹿島ハイツスポーツプラザ) |
4月13日(火) | 指導実践、振返り |
4月14日(水) | 指導実践、振返り |
4月15日(木) | 指導実践、振返り |
4月16日(金) | 指導実践、振返り、ガイダンス |
受講者コメント
天野賢一 ギラヴァンツ北九州コーチ
長年待ち望んでいたS級コーチ養成講習会がいよいよ始まりました。
開講式において、反町康治技術委員長と鈴木淳チーフインストラクターから「監督は決断する仕事である。」という言葉がありました。変化する様々な状況の中で適切な決断を下さねばならない監督の責任の重さを改めて感じるとともに、そのための知識と経験を培うための1年間が始まることを覚悟しました。
茨城県立中央青年の家で行われたASEにおいては、5人グループで様々なアクティビティを行いました。印象深かったのは3.5~4mの高さの建物の上に全員が移動する内容のものです。目標を達成するためにグループで議論し方針を立てて進めるものの、途中で方針通りに物事が進まず疑心暗鬼になった瞬間がありました。そこで諦めずに5人で方針を再確認し意思を統一させることでクリアすることができました。サッカーとは異なる活動の中で、仲間とコミュニケーションを取ることの重要性や仲間を信頼すること、共通の目標を達成することの充実感を得られた素晴らしい活動となりました。
指導実践は、J1リーグ第9節浦和vs徳島のゲーム分析から抽出した課題に対してのトレーニングを行いました。4人が1つのグループとなり監督・コーチ・GKコーチ・フィジカルコーチという役割を交代で行う形式です。トレーニングを行うにあたっては時間をかけて議論を行い、その目的から逆算したメニューの確認とイメージづくりをしました。出会ったばかりのサッカー観の異なる人達と議論をしながらトレーニング計画を立てる作業は、簡単ではありませんでしたが、必要不可欠なことでした。トレーニング後の振り返りの議論の際には様々な意見が飛び交います。監督としての姿勢について、トレーニングの設定について、スタッフ間の関係性について、コーチングについて、など様々な観点から検証を行います。この作業を1年間続けていくことで相当な力がついていくのだろうと想像できます。
1週間の短期講習を終えてこのように決意をしました。自分の現在持っている指導哲学を、インストラクターと受講生仲間から刺激を受けて再構築する1年にしていきます。強く正しい決断を下せる監督になるために、チームを力強く率いて行ける監督になるために、この1年間の講習会を覚悟を持ってやり遂げます。
コロナ禍で多くの方々に尽力をいただいて講習会が開催できることに感謝の気持ちを持ち、謙虚な姿勢とオープンマインドであることを忘れずに進んでいきたいと思っております。
次週は今矢直城さんからレポートします。
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