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JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージ in 兵庫 2月1日にワールド記念ホールで開催
2009年02月06日
家族のふれあい、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージin神戸」が2月1日、ポートアイランド(神戸市)の「ワールド記念ホール」で開かれ、交流戦とフットサル教室、ミニ運動会などで楽しい1日を過ごした。表彰式では勝敗には関係なくフットサルを楽しんだ「イナ5(ファイブ)」にファミリー賞、「龍神」にフットサル賞、「BULLETS(ブレッツ)」にフェスティバル賞が贈られた。
はじめてボールを蹴るというお母さんや小学校1年生の子も元気いっぱい。24チーム(兵庫20、京都3、奈良1)約240人が参加。家族が団結して行う試合は普段とは違いほほえましいシーンも続出、寒さを吹き飛ばす温かいムードがドームに流れた。交流戦を中心に「キリンフットサル教室」と今回は新しい企画として「ミニ運動会」なども取り入れられ、いつもに増して大歓声と笑い声が飛び交った。
ファミリー賞
ファミリー賞を獲得したのは猪名川町からやってきた「イナ5(ファイブ)」。創部から20数年たつというサッカークラブ「猪名川FC」のメンバーである子どもたちを中心に、同クラブのコーチも務める栄信也さん(33)家族、辻井裕幸さん(41)家族だ。猪名川はサッカーが盛んな地域で、全国大会や県大会、少年の全国フットサル大会にも常時出場して好成績を残している。「ファミリー大会も過去6回出場、お母さんたちも経験者が多い」と、栄さんらはサッカー、フットサルにすっかりはまっている。「家族でやるということがあまり無いので、こんな大会は良いですね」と栄君枝さん(33)。傍らで小学校1年生とは思えぬすばらしいプレーを見せた飛鳥君が「楽しかった」と笑顔を見せた。
フットサル賞
フットサル賞には「龍神」チームが選ばれた。北須磨小学校のサッカーチームの子どもたちとその両親が3チーム(「風神」「雷神」)に分かれ、前日に急きょルールを勉強してやってきた。「子どもたちだけでテクニックを磨くのではなく、親子でふれあい、子供が大人にアピールするという機会は良いと思う。またトップ選手が来ての教室など子どもたちには励みになる」と代表者の岩谷寿也さん(48)。今後も機会をとらえて出場する予定だ。
フェスティバル賞
フェスティバル賞は、尼崎から参加した「BULLETS(ブレッツ)」に贈られた。伊藤章子さん(35)と娘の可奈ちゃん(小4)三奈ちゃん(小1)に幼なじみの友利英輝君(小4)と妹の七星ちゃん(小2)の5人チーム。章子さんはサッカークラブで頑張る子どもたちに誘発されて2つのレディースチームに入っている。週3回の練習はもちろん試合にも数多く出ている。ファミリー大会は初めてだが「親子で一緒にやることは少ないし、遠方まで出かけて、できるのが楽しみ。(子どもたちが)大きくなれば親子のふれあいも少なくなる。機会があればこれからも出たい」と話してくれた。チアガールをやっている初体験の七星ちゃんは“またやりたいですか”の問いかけに、笑顔でこっくりとうなずいた。
キリンフットサル教室
元日本代表でフットサル出身選手として初のJFAアンバサダーに就任した相根澄(さがねきよし)さん(35)とFリーグで活躍する地元の「デウソン神戸」の選手による「キリンフットサル教室」が交流戦の合間に行われ、小学生約120人が集合した。「自分でアピールしてどんどんやる。わからなかったら聞くこと」という相根さんのアドバイスを受けて子どもたちは熱心に取り組んだ。まずは3人一組でボールを扱う“考えてやる”感覚を体感。次に体育館におけるボールコントロールだ。強いボール、プレッシャーを受けたときなど“足の裏でのコントロール”が有効ということで、相根さんのお手本を受けて子どもたちも挑戦。その後は相根さんと「デウソン神戸」の選手を交えゲームを行った。一流選手の技や試合感覚に触れながら子どもたちは自然の内にテクニックを体得したようだ。「FCデサフィオ宝塚」チームの伊藤忠恕君(小5)は「足の裏のトラップが勉強になりました」と話してくれた。
ミニ運動会
神戸でのスペシャルステージもすっかり定着してきた。フェスティバルらしく楽しい1日を過ごしてもらおうと過去にもゲームなどを取り入れてきたが、今回は新しく“ミニ運動会”が企画された。「パンくい競争」「スプーンリレー」「借り物競走」「飴くい競争」などに親子で挑戦。日頃はあまり見られぬお父さんお母さんのさっそうとした走りや珍走、迷走? に歓声や笑い声が飛び交い、大いに盛り上がった。
文・写真提供:日刊スポーツ