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JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージ in 三重 12月14日に四日市ドームで開催
2008年12月19日
巨大ドームの下で親子の絆もぐっと深まった !! 家族のふれあい、ボールを蹴る楽しみを味わうことをテーマに開かれる「JFAファミリーフットサルフェスティバル2008 with KIRIN スペシャルステージin四日市ドーム」(三重県)が14日開催され、リーグ戦とフットサル教室などで参加者は楽しい1日を過ごした。表彰式では勝敗に関係なくフットサルを楽しんだ「スピノサウルス」にファミリー賞、「ファイヤードラゴンII」にフェスティバル賞、「まにゅ」にフットサル賞が、それぞれ贈られた。
家族の団結でシュートが決まったー。三重県で初めてとなる「スペシャルステージ」は、2つの幼児から上は40歳代まで、三重、愛知、岐阜の3県から30チーム、約230人が参加。開放感いっぱい“巨大ドーム”の下で、1日中笑いと大歓声がこだまする熱気ムンムンの大会となった。午前には元フットサル日本代表選手でJFAアンバサダーの相根澄(さがねきよし)さん(35)、午後には元Jリーガーの関本恒一さん(30)による2回の「キリンフットサル教室」。キックターゲットなどのアトラクションのほか、子供たちが日頃見る機会が少ないお父さん、お母さんだけの試合も急遽行われるなど大会はさらに盛り上がった。
ファミリー賞
ファミリー賞を獲得した「スピノサウルス」は、三重から大阪に転勤になった壬生義仁さん(38)が、三重での会社の仲間、森岡宏朋さん(37)親子と木原昇次さん(33)家族を誘っての参加となった。壬生さんと奥さんの寛枝さん(37)、大空海君(6つ)は前日1泊して旧交も温めこの日に臨んだ。元々子供たちが「ゆあさ少年サッカークラブ」に所属していたこともあり、よく色んな大会に出かけていた。スペシャル大会は初めてで「家族のチームだけでやれるという大会はなかなか無い。同じ目的で子供と、ついでに奥さんとのコミュニケーションがとれるのがいい」と木原さんは笑った。奥さんの睦子さん(34)も「帰って反省会までやるんです」と楽しそうだった。
フットサル賞・フェスティバル賞
親子、家族で抜群の“一体感”を見せた地元四日市の「まにゅ」チームにフットサル賞が贈られた。代表者の須藤清二さん(36)の4人家族と中川直樹さん(41)親子、中村雅乃さん(36)親子の3家族。須藤宗仁君、中村撞吾君、中村駿君が同級生(小5)で「羽津サッカー少年団」のメンバーということから、サッカーの試合には何度も出場しているが、フットサルの大会は今回が初めて。撞吾君は「フットサルは初めてだけど楽しい」と目を輝かせていた。愛称がチーム名になった須藤真理さん(35)は「家族でやれるのがいい。イベントもたくさんあって、教室も楽しい」と、すっかりフットサルにはまったようだ。
フェスティバル賞には中日ドラゴンズが大好きという「ファイヤードラゴンII」に輝いた。2家族ずつで「I、II」に分かれ、愛知の岩倉から参加した。「子供たちが学校も学年も一緒で、少年サッカークラブ『岩倉フォルテ』のメンバー。ファミリー大会に出るのは2回目、今回のために2、3回練習をやってきた」と、しっかりゴールを守った山田豊さん(35)。お母さん達もママさんチームに所属しており、子供たちの横で練習をやっている。「家族の絆を深めるため、ユニホームもそろえました」と両チームの代表者、石川智美さん(37)は、子供たちを率いてさっそうとピッチに向かった。
キリンフットサル教室
元日本代表でフットサル出身選手として初のJFAアンバサダーに就任した相根澄(さがねきよし)さん(35)による「キリンフットサル教室」が交流戦の前に行われ、小学生以下約80人が参加した。
「まずは楽しむことだが、後で後悔しないように自分から進んで楽しんで欲しい」という相根さん。最初はピッチを縦横無尽に駆け回る“感覚”をたっぷり楽しんだ。参加者はそんな中で体の移動、ボールに触れるテクニックを自然に体得していく。その後は相良さんら上級者との「全力プレー」の実戦、子供たちが積極的にプレーできるように、相良さん自らが世界の舞台で鍛えた華麗な足技を披露したり、時にはフェイントを交えたりしながら、適切なアドバイスを送った。子供たちも必死に“反応”しながらボールを追っていた。見事にゴールを決めた富田サッカー少年団Dチームの中瀬巧大君(小3)は「普段の力は、あまり出せなかったけど、ミニゲームは面白かった」と、息を弾ませながら話してくれた。
文・写真提供:日刊スポーツ