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[都道府県サッカー協会取り組み紹介]第1種の取り組み(栃木県サッカー協会)
2014年05月26日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も前回に引き続き、第1種の取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 5月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第1種の取り組み~栃木県サッカー協会
鈴木篤 栃木県サッカー協会第1種委員長
「スローガンは”チーム社会人(1種)の取り組み”」
栃木県では、1種委員会の社会人連盟は総務、競技、技術、審判の各委員会で構成され、39人の役員が活動しています。昨年度は役員改選で、組織運営の中心となる理事長および副理事長(各委員長4人と財務担当1人)が代わり、少し若返りを果たしました。
社会人連盟では、2013(平成25)年度よりアクションプランを作成し、活動目標を明確に打ち出しました。昨年度は「チーム社会人(1種)の取り組み」というスローガンのもと、リーグ編成の整備、各種大会の運営や委員会への出席率の向上、委員会の組織強化、登録チームの指導者および選手を対象としたJ2クラブ(栃木SC)指導者による講習会の実施、県1部リーグから関東リーグへのチーム昇格などに取り組みました。今回は、その中から2つをご紹介します。
まず、リーグ編成の見直しです。栃木県社会人リーグは、1部リーグ(8チーム)、2部リーグ( 20チーム)、3部リーグ(各地区別・計75チーム)のピラミッド型で構成されています。昨年度は1部リーグの競争力を高めるために、県内リーグの底上げを図って2部リーグの再編成に着手。従来は12チームの2ブロック制でしたが、20チームの1回戦総当たりリーグを実施しました。この結果により、今年度は2部リーグを上位8チームと下位12チームのリーグ戦に変更しました。上位リーグを8チームにしたのは、1部リーグのレギュレーションと同じ2回戦総当たりにすることで、1部昇格後(2チームが自動昇格)も戦えるチームにすることを目指しています。県内リーグの活性化によって新たな関東リーグ昇格チームが生まれることを期待しています。(写真は、栃木県知事杯第47回栃木県社会人サッカー選手権大会 兼 第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会栃木大会1次予選会決勝の様子。PK戦の末、揚茜クラブ(2部)がFC真岡21(1部)を下して優勝。)
また、各種大会の運営および委員会への出席率の向上については、数値目標を40%から50%に定めて改善に努めました。おかげで年間6回開催している理事会は、出席率が57%になり、目標を上回ることができました。しかし、各種大会の運営の出席率についてはまだまだ改善の余地があります。今後もこれらの取り組みを継続し、魅力ある大会を開催・運営することで登録チームへ還元していきたいと思っています。