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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第2種の取り組み(兵庫県サッカー協会)

2014年07月07日

都道府県サッカー協会取り組み紹介-第2種の取り組み(兵庫県サッカー協会)

各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は第2種の取り組み紹介の3回目となります。

※以下の寄稿記事はJFA news 6月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。

第2種の取り組み~兵庫県サッカー協会

鍵野剛一 兵庫県サッカー協会2種委員長

「兵庫県リーグの10年間」

近年プレミアリーグを頂点とするU-18リーグの整備が進んでいますが、兵庫県では、2005年にU-17リーグがスタートしました。それまでは高校体育連盟(高体連)各支部で、それぞれの実情に合わせる形でリーグ戦が実施されていました。当初は、新人戦や高校総合体育大会、国民体育大会(U-18で実施)、高校サッカー選手権など、高校3年生の公式戦が過密すぎるという観点からU-17(8チーム×2ブロック)で実施していましたが、リーグ戦文化の醸成が叫ばれる中、09年よりU-18(8チーム×2ブロック)での大会になりました。さらに実行委員会で検討を重ね、12年からは1部と2部で各10チームによる2回戦制が実現しました。3部以下のリーグについては、本県の地理的事情(日本海側の但馬地区から瀬戸内海の淡路地区まで広域で、交通手段の問題がある)を考慮し、県全域の実施とはせず、阪神・神戸・東播・西播・丹有・但馬・淡路の各地区で開催しています。

リーグ戦の主旨は、チームや選手の育成はもちろんのこと、各リーグが自主運営する中で、運営スタッフや審判員などピッチを取り巻く多様な人材を育てること。サッカー人気や注目度が高まるにつれ、サッカーに関わる人材の育成も重要です。2種年代は、さまざまな人のサポートや役割のもとに大会が運営されていることを学ぶにも適していると思います。審判委員会の指導のもと、ユース審判員が県リーグの主審を務める取り組みも進めています。

14年から関西プリンスリーグの2部がなくなり、プリンスリーグで戦っていたチームが県リーグに降格してきました。1部リーグの戦いが厳しくなったことは歓迎すべきことですが、高円宮杯U-18サッカーリーグ2014のプレミアリーグにヴィッセル神戸、プリンスリーグに神戸弘陵学園高校だけでは少々寂しい思いがします。県リーグの厳しい戦いからより強いチームを育てていきたいところです。

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