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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第2種の取り組み(高知県サッカー協会)
2014年07月14日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は第2種の取り組み紹介の4回目となります。
※以下の寄稿記事はJFA news 6月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第2種の取り組み~兵庫県サッカー協会
「U-18年代の選手育成と今後の課題」 吉本 剛 高知県サッカー協会2種委員長
【U-18年代の状況】
高知県の2種年代は、高校体育連盟(高体連)所属の高校チームのみとなっています。少子化による参加チームの減少や各種大会への合同チームでの参加などさまざまな問題と向き合いながら、プレーヤーズファーストの精神のもと、日本サッカー協会(JFA)のミッションに基づいてサッカーファミリーの増加と指導者の資質向上に向けて長期的に取り組んでいます。
【選手育成・強化】
JFAの「Japan's way」に沿った高知県独自の育成スタイル「Kochi's way」を推進するため、ユース部会を立ち上げました。育成年代におけるゲーム環境とトレーニング環境の向上を目指して各種別の現状を把握し、改善を図っています。
活動内容は、高知市U-12地区モデルトレセン(今年度は開催地域を増やす予定)や4種〜2種の主要大会を分析して選手の課題を発信したり、育成年代のトレーニング環境の整備や指導者の質の向上に向けた「意識改革」と「方向性の共有」など。県独自でカンファレンスも開催しています。
また、2種技術委員会では国民体育大会に向けたチーム強化を進めており、強化試合の開催や3種指導者の協力のもとに行っているU-13、14のトレセンなど、他種別と連携して活動しています。
【ユース審判員の育成・指導】
FIFAワールドカップブラジルに副審として参加する本県出身の名木利幸氏を目標に、U-18審判員の登録数も年々増加しています。彼らは、U-18リーグで副審や第4審判員を務めて経験を積んでおり、一昨年は3級審判員も誕生しました。今後もユース審判員の育成・指導を継続しながら1人でも多くの上級審判員を育成していきたいと考えています。
【今後の課題】
本県では、Jリーグ参戦を目指す地域密着型チームが誕生し、U-18年代の夢や希望につながっていますが、ハード面の整備はまだまだです。多面グラウンドやクラブハウスを兼ね備えたトレーニングセンターの建設、人工芝グラウンドの充実など課題は山積しています。これからも2種委員会として、サッカーファミリーの増加と地域の活性化、選手の育成・普及・強化に向けて種別の垣根を超えた取り組みを進めていきます。