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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第3種の取り組み(富山県サッカー協会)
2014年07月28日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は第3種の取り組み紹介の2回目となります。
※以下の寄稿記事はJFA news 7月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第3種の取り組み~富山県サッカー協会
「夢に向かって前進!!」 殿村哲夫 富山県サッカー協会理事/第3種委員長
富山県の3種は、中学校体育連盟(中体連)チームが55、クラブチームが21の合計76チームとなっています。2013年は、「高円宮杯第25回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」でSQUARE富山FCがベスト8に入り、カターレ富山U-15も、優勝した浦和レッズジュニアユースに惜敗したものの、素晴らしい戦いぶりを見せてくれました。中体連の大会においても、富山市立速星中学校(写真)が県勢として16年ぶりに北信越大会を制し、岐阜県大垣市で行われた全国大会では2回戦へ進出するなど大活躍しました。
冬季は雪の影響でグラウンドが使用できない時期もある中、3種委員会は一丸となって知恵を出し合い、地道な活動を続けてきました。
05年から取り組んできたU-15リーグ戦は、試行錯誤を重ねながらようやく定着してきました。また、1994年からは毎年3月、北信越を中心に県内外の約170チームが集まる「富山ユース親善交歓会」を開催しています(2011年は東日本大震災の影響により中止)。22回目を迎えた今年は、前後期5日間の交流戦を行いました。担当者は組み合わせの作成に苦労しているようですが、選手の技術向上はもちろん、指導者の交流や情報交換にも役立っています。16年度には富山市で「全国中学校サッカー大会」が開催されます。それに向けて、サッカーを取り巻くさまざまな環境を改善していくことが急務です。富山県サッカー協会の全カテゴリーの協力を受けながら準備を進め、必ず成功させたいと思っています。(写真は2013年に完成した日医工スポーツアカデミー。人工芝のサッカー場2面を有し、多くのチームが活用している。)
われわれ3種委員会の最終目標は、富山県からFIFAワールドカップで戦う日本代表選手を輩出することです。過去にはさまざまな年代で、胸に日の丸をつけて遠征や強化合宿に参加する選手がいました。現在もJリーグで活躍する選手が数人いますが、ワールドカップのひのき舞台に立ったのは、現ベガルタ仙台所属の柳沢敦選手のみです。
若い指導者も増えてきました。ぜひ子どもたちのために労を惜しまず、指導を続けてほしいと期待しています。また、技術委員会と協力してトレセン活動にも力を入れ、将来世界に羽ばたくであろう富山県出身の子どもたちに夢を託したいと思います。