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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第4種の取り組み(京都府サッカー協会)
2014年08月26日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回は第4種の取り組みの2回目となります。
※以下の寄稿記事はJFA news 8月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第4種の取り組み~京都府サッカー協会
「4種リーグの充実と環境整備」 森健持 京都府サッカー協会4種委員長
京都府サッカー協会は2011年、U-10、U-11、U-12の3カテゴリーの8人制リーグを一斉に立ち上げました。各カテゴリーとも複数チームでの参加を認めており、それぞれ登録チーム数を超える130以上のチームが参加しています。リーグ編成は前年の成績をもとに行われ、U-10リーグの成績によって翌年のU-11リーグを、同様にU-11リーグの成績によって翌年のU-12リーグを編成しています。
U-10リーグは京都府を6つの地区に区切り、6ブロックで行っています。U-11リーグからはレベルに合わせたグループ分けを行います。すなわち、京都府1部リーグ(7チーム)、同2部リーグ(7チーム×3ブロックの21チーム)および3部リーグに相当する地区6ブロックに編成されます。U-11リーグが終了した後に入れ替えを行い、その形でU-12リーグに移行します。この仕組みにより拮抗したゲームが生み出され、選手たちは切磋琢磨しながら成長することができます。
現在のところ、1チームあたり年間20試合という目標には達していません。既存の大会の整理と会場の確保が解決への道だと考えています。既存の大会は、地域(関西)大会につながる京都府大会や府内の地区単位で実施している大会など、長く継続されてきた伝統ある大会が数多くあります。京都府協会内にとどまらず、地域協会や近隣の他府県協会、府内の市町協会、地区の方々とも連携しながら、プロジェクトチームを作り大会の整理やスケジュール調整に取り組んでいます。会場の確保については、4種だけでなく協会全体が抱える長年の課題です。府では球技専用スタジアムの建設計画が進められるなど、良い方向に向かってはいますが、協会としても多面を備えたフットボールセンターの創設を検討しています。
また、4種チームの指導者と選手の保護者を対象に啓発講習会を開催しています。この講習会では、選手にあれこれ押しつけたり、必要以上に教え過ぎたりしないような指導を目指しており、昨年は年10回開催しました。指導方法の確認だけでなく、指導者間の交流や情報交換の場としても定着しておりますので、引き続き開催していく予定です。
今後も多くの試合をすることで選手がサッカーの楽しさを味わい、それが育成につながることを信じてリーグ戦を充実させていきたいと思います。