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都道府県サッカー協会取り組み紹介-第4種の取り組み(山口県サッカー協会)
2014年09月01日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も第4種の取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 8月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第4種の取り組み~山口県サッカー協会
『「クリエイティブでたくましい選手」を育てる』 水上哲彦 山口県サッカー協会第4種委員長
山口県サッカー協会第4種委員会は、大会事業とトレセン事業に分かれて活動しています。それぞれの事業を円滑かつ組織的に行うため、県内を8ブロックに分け、それぞれのブロックから委員を選出して年に数回、第4種委員会議を開催しています。
本協会が主催する県内の大会は、中国大会や全国大会につながる「全日本少年サッカー大会山口県中央大会」や「JA全農杯チビリンピック小学生8人制サッカー大会山口県大会」など4大会あります。U-12では3大会、U-11は1大会です。また、4種リーグは県内の11ブロックでU-10、U-11、U-12とカテゴリーごとに実施しています。全県でこれらのリーグを計画的にスタートして4年、今では県内の全ての登録チームが参加しており、軌道に乗ってきました。
一方、トレセン事業としては、県内の8ブロックからU-11とU-12でそれぞれ8〜9人を選出して「地区トレセンU-12合同研修会」(写真)を開催しています。これは第4種委員会が主催しているもので、個々の技術の向上とたくましい選手を育成することを目的としています。
今年度は6月28日〜29日、「クリエイティブでたくましい選手の育成」をテーマに第1回の研修会が行われました。心配されていた天候も回復し、参加した131人の子どもたちは1泊2日の合宿形式でトレーニングやゲーム、講義をこなしました。合宿形式で実施することにより、良い判断の下、スキル・スピード・スピリットという3つの「S」と、集団生活における基本的な生活習慣が着実に向上していきます。特にU-12ではU-11から参加している選手が多く、年内に行われる第2回、第3回の研修会にも参加し、1泊2日の合宿を計6回経験する中で技術的にも精神的にもたくましく成長していきます。今年度は第2回を8月下旬に行ったほか、第3回を10月初旬に開催する予定です。
また、今年度からトレセン前日の夕方にJFAナショナルトレセンコーチを迎え、トレーニングの内容を指導者が協議して共通理解を図ったり、指導者同士でシミュレーションを実施するなど、指導者としての資質・能力を高めるように工夫しました。
第4種委員会では、これからもトレセンの内容を充実させるとともに、指導者の資質・向上を図りながら「クリエイティブでたくましい選手」を一人でも多く育成していきます。