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都道府県サッカー協会取り組み紹介-女子の取り組み(大阪府サッカー協会)

2014年11月05日

都道府県サッカー協会取り組み紹介-女子の取り組み(大阪府サッカー協会)

各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12のテーマで、それぞれ紹介いたします。全国でどのような活動が行われているのか、ぜひご一読ください。
今回も女子の取り組みをご紹介いたします。

※以下の寄稿記事はJFA news 10月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。

女子の取り組み~大阪府サッカー協会

「大阪府の女子サッカー躍進のために克服すべき課題」
金坂正廣 大阪府サッカー協会女子委員長 

[壁を越えられない組織改編]
私が、前任者からその任を急きょ引き継いだのが2012年5月のこと。当初は1期2年を念頭に置いて活動していましたが、今年で3年目に入りました。2カ月に1度、定期的に女子委員会常任委員会を開催して、大会運営に関する協議や確認だけでなく、将来的な展望を提示し、意見を交換した上で各種事業を行うサイクルをつくり上げようと努めています。

予算面では、潤沢とは言えないまでも女子サッカーへのバックアップは何とかなされています。本委員会としては、「組織体制づくり」を最優先課題として取り組んできました。しかし、委員会の活動をより充実させる上で欠かせない「人材不足」という問題に直面しています。

現在、大会やイベント当日の運営は大会に参加しているごく一部のチーム関係者の支援に頼っています。この状況を打開することが委員会の基礎力を高め、組織の変革を可能にすると考えました。そこで2013年5月の委員会で「大学生や専門学校生と協働し、組織的に事業を展開する」ことを提案しましたが、私の準備不足もあり、委員の皆さんの賛同を得ることができませんでした。今後も引き続き、問題の解決に努めたいと思います。

[光を当てたい中学生年代の女子サッカー]
女子サッカーは、中学生年代で極端に登録人数が減るという問題を抱えています。そこで2012年10月から、大阪市中学校体育連盟サッカー部の部長と何度も意見を交換し、女子中学生のサッカー離れを食い止める2つの方策を実行しました。

一つ目は、13年8月3日にJ-GREEN堺で開催された「JFA・キリン レディース/ガールズサッカーフェスティバル」の活用です。事前に大阪市および堺市の各教育委員会に働きかけ、515に及ぶ幼稚園や小、中学校に9万6000枚のチラシを配布してフェスティバルを積極的に宣伝。この努力が功を奏し、応募総数789人の約21%にあたる165人もの女子中学生が参加してくれました。

二つ目は、各中学校への女子サッカー部創設の働きかけです。単独の中学校女子サッカー部にとどまらず、複数の中学校による合同女子サッカー部の設に至るまで、あらゆる可能性について検討してもらいました。その結果、形は異なりますが、今年度から守口市のサッカー連盟がチームを立ち上げ、各中学校が指導者と会場の確保の面で協力するという動きが出てきました。女子委員会としても、合同チームで参加できる大会を増やし、女子中学生がサッカーを続けられる機会の創出を図っています。

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