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都道府県サッカー協会取り組み紹介-施設委員会の取り組み(群馬県サッカー協会)
2015年03月02日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回も引き続き施設委員会の取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事はJFA news 2015年2月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
施設委員会の取り組み~群馬県サッカー協会
菅原宏 専務理事
「施設整備の現実と夢の実現に向けた取り組み」
群馬県サッカー協会は、長年フットボールセンターの整備に着手できずにいました。日本サッカー協会(JFA)が2013年4月にフットボール未整備の県(8県)を対象に、「都道府県フットボールセンター整備助成金交付制度」を設けたことから、なんとしても県内にフットボールセンターを設置すべく「フットボールセンター設置推進委員会」を立ち上げて、その機運を醸成しつつ検討してきました。それでもなかなか実現には至りませんでしたが、この度、前橋市のスポーツ環境整備の一環として補助を受けられることになり、それが追い風となって、ついに県のサッカー振興と競技力向上に貢献する拠点施設として前橋市下増田町地区に「群馬県フットボールセンター(仮称)」を整備する計画が動き始めました。
2015年秋には天然芝2面が完成し、翌2016年1月末にさらに天然芝2面と少年用人工芝2面が増設される予定です。同時に、トレーニング室や会議室、更衣室などを複数備える大型クラブハウスも整備されます。これらが完成すれば、少年の8人制サッカー試合を同時に10試合行えるようになり、スムーズな大会運営ができるようになります。つまり、各種関東大会や全国大会を招致することも可能になるのです。
また前橋市は、2020年の東京オリンピック、パラリンピックにおいて、大会に参加する各国の代表チームに市内の施設でキャンプをしていただきたいと考えています。各国の選手たちが地元の人々と触れ合うことで、地域のグローバル化や元気のでる街づくりにつながり、本県サッカー協会もサッカーを通したグローバルな街づくりに貢献していきたいと思います。
これからは、県サッカー協会の夢、サッカーに携わる県民2万5000人の夢、そして次世代や次々世代のサッカーファンの夢の実現に向けた取り組みにシフトチェンジしていきます。そのためにも、2015年度以降のJFAサッカー施設整備助成事業の活用や、サッカー専用スタジアム誕生に向けた施設整備の取り組みを積極的に進めていきたいと考えています。