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都道府県サッカー協会取り組み紹介-シニアサッカーの取り組み(山梨県サッカー協会)
2015年05月11日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。今回も引き続きシニアサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事はJFA news 2015年4月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~山梨県サッカー協会
中澤孝夫 シニア委員長
「シニアサッカーを愛する仲間づくり」
山梨県では1986年に「かいじ国体(第41回全国国民体育大会)」が行われ、その2年後に「第1回全国スポーツ・レクリエーション祭」が開催されました。この開催を記念して、県民が気軽に参加でき、交流を深められる場として「山梨県スポーツ・レクリエーション祭」がスタート。壮年サッカーが種目のひとつとなり、これが山梨県にとって初めてのシニアサッカー大会となりました。当初は35歳以上の現役OB選手による8チームで行われていましたが、25回目にあたる2014年は50代が10チーム、60代が6チームの計16チームが参加し、規模は年々、拡大しています。
60代は、2006年の「全国シニア(60歳以上)サッカー大会」に向けて前年の05年に「山梨シニア60」というチームが発足したのが始まりです。70年代については、昨年ようやく1チームが誕生しました。現在、県内には70代が1チーム、60代が5チーム、50代が7チーム、40代が7チーム、計20のシニアチームがあります。チーム数は関東地区では最も少ないのですが、各年代で2回戦総当たりのリーグ戦などを開催しています。
シニア委員会の活動としては、前述の「スポーツ・レクリエーション祭(壮年サッカー)」や「県壮年サッカー選手権大会」のほか、各年代リーグ戦および各年代の関東地区大会出場に向けた県予選会を開催しています。さらにJFA支援金活動事業「キッズ・ママさん・シニアサッカーフェスティバル大」を年3回実施するなど、生涯スポーツとしてのサッカーのより一層の普及・振興と競技力向上を目指した取り組みを続けています。現在、他種別では選手数が減少傾向にありますが、シニアについては1種(社会人)を卒業した選手が増加したことにともない、今後チーム数が増えることが見込まれています。各年代のリーグ戦がますます充実し、山梨県代表のチームとして関東大会や全国大会で活躍することを期待しています。
今後は、40・50・60・70の各年代のチーム登録数を増やすとともに、それぞれの大会を整備してプレーできる場を増やし、シニア年代の選手がいつまでも健康でサッカーを楽しめるよう推進していきたいと思っています。ひいては、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献」できる環境づくりに寄与していきたい。そのためにも、前述したような取り組みを実現していくための組織づくりや人材育成を進め、多種多様な事業を円滑に遂行できるよう努めていきます。