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【j-futsal連動企画】多様性を認めあうフットサルの取り組み~障がいの有無に関わらず一緒に楽しむ~
2016年02月16日
フットサルは、いつでも、どこでも、だれでも、さまざまな形で楽しむことのできるスポーツです。JFAエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」では、障がいの有無に関わらず一緒にフットサルの活動をしている取り組みをご紹介しています。
「“出来ないことはない”をコートで体現したい」千葉県フットサルリーグ3部に参戦する聴覚障がい者チーム『バルドラール浦安デフィオ』
「バルドラール浦安デフィオ」は、千葉県浦安市に本拠地を置くFリーグチーム「バルドラール浦安」の傘下にあるチームで、聴覚障がい者らが中心となり千葉県フットサルリーグ3部を舞台に戦っています。
障がい者のチームが健常者のリーグに挑戦をするのは全国でも珍しい試みです。試合中に選手は、アイコンタクトはもちろんのこと、ボディランゲージ、身振りや足の振動で合図を送り、プレー面での意思疎通を図っています。
泉洋史 監督 コメント
(試合中に)いつ指示の動きを見るのかを徹底して練習しているんです。ボールがラインを割ったときに(指示を見ることが)まだまだ足りないかもしれませんが、戦う上では一番必要なこと。チームとしての狙いを健常者よりも明確にしていかなくてはいけないと感じています。全員が“統一意識”を持ってプレーができるようなチームでなければ上位には進出できません。しっかりと自分たちと向き合い『挑戦』を続けたいです。デフィオだけの、デフィオにしかできない戦い方を模索していきたいです。
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障がいのあるなしに関わらず、フットサルを通じた感動経験をみんなで共有したい」。障がい者と志に共感する人たちで結成された『チームスマイルサラダ』
「フットサルを通じて、笑顔と感動が溢れる世の中を創造していく」という理念で、障がいのある人もない人も一緒に活動しているのが「チームスマイルサラダ」です。チームが立ち上がったきっかけは、障がいのある人たちがフットサルを楽しむ環境がなかったこと。現在は聴覚障がい者を中心に、精神障がい者、弱視などの視覚障がい者、そして活動の趣旨に共感している人たちなど、約30人のメンバーが在籍し、月に1回の練習会をはじめ、スマイルフットサルの主催するフットサル大会にも参加しています。
長谷川健 監督 コメント
僕は、発達障がいと診断された子や地域のチームになじめない子たちも受け入れてフットサルを教えているのですが、たしかに障がいのある子どもを受け入れられるサッカークラブを探しても見つからないのが現状のようです。障がいのなかでも、聴覚障がいであれば運動機能や社会性といった側面でのハンディが小さく、障がいのない人のチームにも比較的参加しやすいようですが、脳の障がい、自閉症や発達障がいなどは、周囲の理解がなければ受け入れられるのは難しいようです。こうなると、子どもはフットサルをあきらめてしまうでしょうし、当然大人になってからもフットサルを楽しむことのできる場所も見つからないでしょう。こうしたこともあって、それならば、僕たちで立ち上げようということになったんです。
スマイルフットサル代表 竹田好洋 さん コメント
これからは日本の社会も、チームスマイルサラダのように多様性、ダイバーシティが大きな社会的テーマとなる時代になってくるでしょう。ですから、チームスマイルサラダも、ただフットサルを楽しむだけではなく、障がいのあるなしに関わらず、誰もが自分自身を成長させるための場になってほしいと願っています。
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サッカーやフットサルを通じて個性や違いなど多様性を認められる社会に――。スポーツがつくるダイバーシティ社会への取り組み
フットサルを通して多様性のある社会を作り上げていこうという試みをご紹介します。ホームレスの支援を中心に活動している認定NPO法人ビッグイシュー基金が中心となって、一人ひとりの持つ違い(多様性)を大切にした交流の場としてのフットサル大会「ダイバーシティカップ」です。その報告会を兼ねたシンポジウムには、NPO法人日本ブラインドサッカー協会や沖縄県で女性の社会的孤立を防ぐための活動をフットサルを通して行っている「daimon CUP」、フットボールを通じた社会貢献に携わっている「social football COLO」の担当者も参加しました。
NPO法人日本ブラインドサッカー協会 大坪英太 さん コメント
通常、スポーツの組織はチームの勝利や選手の強化が目標になります。もちろん、私たちも目指してはいますが、それだけがゴールではありません。日本ブラインドサッカー協会は『ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現』を目指しています。ビジョンを達成するためのダイバーシティ活動として、小中学生対象の『スポ育』と大学生・社会人対象の『OFF T!ME(オフタイム)』という体験会を行っています。視覚障がい者と触れ合う機会の少ない小学生にとっては『視覚障がい者はなにもできない』というイメージがあると思いますが、アイマスクをして一緒にサッカーをすることで『目は見えないけれどサッカーはうまいし、見えていないだけで他のことはできる』などと、障がいがあっても何も変わらないんだ、ということを感じてもらえます。
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j-futsalではこれからも様々な楽しみ方ができるフットサルの魅力をお伝えし、フットサルをする皆さんに役立つ情報をさまざまな角度から発信していきます。j-futsalサイトからプレーヤー登録をすることで最新の情報をお届けすることができます。一人でも多くの方とつながることができるよう、ぜひチームの仲間やご友人、ご家族にもj-futsalをご紹介ください。
また、j-futsalでは、全国各地で開催されるフットサルのイベント情報を掲載し、フットサルを通して社会課題解決に取り組む団体の活動を応援しています。イベント情報をお持ちの方は、ぜひj-futsalまでお知らせください。
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