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都道府県サッカー協会取り組み紹介‐シニアサッカーの取り組み(鳥取県サッカー協会)
2016年06月06日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」「障がい者サッカー」の13テーマの下、紹介しています。全国各地でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から4回、シニアサッカーの取り組みをご紹介いたします。
※以下の寄稿記事は、JFAnews2016年5月情報号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
シニアサッカーの取り組み~鳥取県サッカー協会
香川登 シニア委員長
「全国を意識したシニア委員会の取り組み」
鳥取県シニアリーグは現在、O-40が6チーム、O-50が3チームの合計9チームが参加し、4月から11月までO-40は3回戦、O-50は4回戦の総当たりを行っています。
同リーグは2003年、社会人県リーグの第一線を退いた選手同士の親睦と健康維持の推進を図ることを目標に、鳥取・倉吉・米子の3チームで発足しました。シニアの全国大会開催に伴い、現在は競技レベルの向上とシニア世代の競技人口の拡大も目指しています。
リーグ発足のきっかけとなった印象的な出来事として、日本スポーツマスターズの大会があります。2000年のプレ大会(宮城県)の中国地域予選会に鳥取県シニアSC(選抜チーム)が出場し、「とりあえず1回は勝ちたいな」という気持ちで臨んだところ、無欲の勝利で優勝して出場権を獲得しました。本大会ではグループリーグを2勝1分けで1位通過、準決勝で静岡県に負けましたが全国第3位に。翌年の第1回日本スポーツマスターズ(宮崎県)にも出場し、全国のレベルを肌で感じられる全国大会を目標に、リーグを通じて強化を図ることとしました。
第4回からは3チームによるO-50リーグが新たに始まり、第9回からはO-40リーグが6チームになり、着々と参加チームは増え、活気あるリーグ戦を展開しています。その結果、鳥取県シニア50SC(選抜チーム)は2007年の全国大会に初出場を果たし、2012年大会を除いて計8回出場という成果を残しています。O-60チームは今年の4月2日・3日の中国地域予選会で第2位となり、初の全国大会出場を決めて鳥取県シニアの歴史を塗り替えました。
鳥取県シニア委員会は、O-40、O-50、O-60それぞれ、年間を通じた強化を図っています。リーグ中にも強化試合を盛り込み、リーグ終了後の2月、3月にはシニア研修大会を開催し、選手の体力維持とモチベーションの継続に取り組んでいます。その他、県民スポーツレクリエーション(O-40、O-50)に参加し、未登録選手の発掘やO-60交流大会を企画し、一度引退した選手や過去の経験者に声を掛けて参加を促し、競技人口の拡大にも力を入れています。今年は中国地域で唯一不在だったO-70選手が誕生するため、O-60リーグ(2チーム)を初開催します。
鳥取県シニアは常に全国を意識した取り組みを継続するとともに、フェアプレーを推奨し、けがをせず、楽しくいつまでもプレーできる環境づくりを進めていきたいと考えています。