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【j-futsal連動企画】サッカーやフットサルを通じた社会課題の解決のために!田嶋会長、日比野社会貢献委員長が登壇~シンポジウム「一つのボールが人生を変える」から~
2016年11月08日
フットサルは、いつでも、どこでも、だれでも、さまざまな形で楽しむことのできるスポーツです。JFAエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」では、フットサルに関するさまざまな情報を発信しています。
今回は、10月に行われたシンポジウム「一つのボールが人生を変える」の模様をお伝えします。同シンポジウムは、2020年の東京オリンピック/パラリンピックに向け、貧困や障がい、引きこもりなど社会課題を解決するツールとして、サッカーやフットサルの価値を確認・発信するものです。認定NPO法人ビッグイシュー基金とスポーツフォーソーシャルインクルージョン実行委員会が主催、日本サッカー協会(JFA)が後援し、スポーツ、文化、ビジネスによる国際貢献やレガシー等について議論する国際会議、スポーツ・文化・ワールド・フォーラムの公式サイドイベントとして行われました。
田嶋幸三JFA会長が挨拶に立った後、第一部ではホームレス・ワールドカップの国際パートナーシップ・マネージャー、レイチェル・メイ氏が基調講演を行いました。独自ルールで行われている大会の映像が会場で流されると、参加者は興味深そうに見入っていました。
第二部のパネルディスカッションでは、いかにサッカーやフットサルによって社会課題解決に貢献できるか、熱い議論が繰り広げられました。
コメント
アーティスト、JFA社会貢献委員会委員長 日比野克彦氏
スポーツは、勝てば嬉しいとか、負ければ悔しいとか、ある種、動物的な戦いに心を奪われて感動するというのが、一番の面白さだと思います。それはプロスポーツでなくても、アマチュアでも誰がやっても相似形の感動です。プレーする本人だけでなく、応援することまで含めてのスポーツで、感動を共有できるからこそ社会的に大きな意味があると考えています。
沖縄県でフットサルを通じた社会課題解決に取り組んでいる 一般社団法人daimon代表 糸数温子氏
プレーしている時はその人の属性が無効化され、そして努力が目に見えて分かります。『最近トラップ上手くなったよね』とか、個人の頑張りに対して声かけをしてあげられる要素が大きい。そうすることで、『ここにもう一回来たい』と思ってくれます。誰でも参加しやすいし、そこがスポーツの良いところだと思います。
認定NPO法人ビッグイシュー基金 長谷川知広氏
スポーツで重要なのは、チャレンジする、失敗することができること。シュートを外しても、『ナイスシュート、よく打った』と褒めてくれます。失敗しても人生が否定されるわけではないので、引きこもりや、うつの人たちでも、サッカーをすることでコミュニティが持てて、切磋琢磨することができます。
ホームレス・ワールドカップ、国際パートナーシップ・マネージャー レイチェル・メイ氏
社会課題に、スポーツがいかに立ち上がってアクションしていくかが大事なことだと考えます。サッカーでなくてもいいのですが、サッカーはシンプルで、ボール一つでゲームが成立します。ホームレス・ワールドカップは一定の成果を上げているので、継続していきたいと思っています。
本シンポジウムの詳細は、JFAエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」でご覧いただくことができます。
サッカーやフットサルが社会課題の解決にいかに貢献できるか?3時間半におよぶ熱い議論。~シンポジウム「一つのボールが人生を変える」~
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