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S級コーチ養成講習会にて救命講習会を開催
2018年09月28日
9月18日(火)にスポーツ救命ライセンス講習会を、昨年に引き続きS級コーチライセンス講習会にて実施しました。一流の指導者になるための研修の一環として選手の命を守る方法を身に着けていただきました。
JFA医学委員会はピッチ上の選手の安全を守ることを第一に考え、2016年にスポーツ救命プロジェクトを立ち上げました。現在、当プロジェクトでは「スポーツ救命ライセンス講習会」と「JFA+PUSHコース」の2つのコースを設定し、その拡大に努めています。
今回開催したJFA+PUSHコースでは、脳振盪(のうしんとう)、熱中症、アナフィラキシーなどの講義をJFAが行います。さらに、特定非営利活動法人大阪ライフサポート協会が提唱する「PUSHコース」にて、CPRの基礎とAEDの使用方法を手短に、実技から学ぶことができます。特別な医学の知識がなくても、小学生から保護者、指導者まで手軽に学ぶことのできるものです。時間は2時間程度で、受講後はJFAから受講証が授与されます。
※講習会開催希望の団体は、公益財団法人 日本サッカー協会技術部宛にメール(jfa-igaku@jfa.or.jp)にてお問い合わせください。
講師コメント
古家信介 JFAスポーツ救命プロジェクトメンバー
国立スポーツ科学センターにて、JFA S級コーチ養成講習会受講生を対象としたスポーツ救命ライセンス講習会が開催され、22名が参加しました。本講習会は去年よりカリキュラムに含まれるようになりましたが、受講生の意識も高く質問も実経験に基づくものが多かったです。実技でも胸骨圧迫や傷病者搬送に積極的であり、非常に充実した講習会となりました。今後も開催して欲しいという声も聞かれ、本講習会のさらなる普及の必要性を実感しました。