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【j-futsal連動企画】フットサル委員会松崎康弘委員長と北澤豪副委員長が語る
2014年05月14日
JFAの新しいフットサルエンジョイプレーヤー登録サイト「j-futsal」では、これまでの有料の個人登録制度に代わり、新たに無料のプレーヤー登録を開始しました。フットサル委員会の松崎康弘委員長(常務理事)と北澤豪副委員長(理事)の対談を3回に分けてお伝えします。
エンジョイプレーヤーが楽しめるサイトに
フットサルのエンジョイプレーヤーの皆さんが必要とされる様々な情報を掲載し、メンバーの無料登録もできる日本サッカー協会のエンジョイフットサル総合サイト「j-futsal」がオープンしました。このサイトはどういったことを目的としているのでしょうか?
松崎 昨年度までフットサルの選手登録はフットサル個人選手登録制度に基づき行われていました。これは2003年に始まったもので、当時はまだ全国リーグどころか、47都道府県のすべてにリーグがあったわけではなく、地域リーグも9地域そろっていませんでした。しかし、今日では全国リーグを開催するまでに至り、個人登録もフットサル普及に一定の役割を果たしたと考えます。。今後は二重登録などを防ぐなど、サッカーと同様にチームをベースとする登録をすることにしました。それとは別に、フットサルを愛する全ての人を対象に、エンジョイ登録をしていただこうとなりました。手軽さに加えて、登録料も無料とし、フットサルに関連する様々な情報が見られるようなサイトにしようと考えました。フットサルを楽しんでもらえる方が、これまでの何倍にも増えていってほしいという思いで立ち上げたサイトです。
エンジョイプレーヤー登録をするとどんなことができるのでしょうか?
松崎 日本サッカー協会としてフットサルというスポーツを登録していただいた方に、フットサルの様々な情報を提供したいし、フットサルの情報交換もできるようにしていきたいと思います。すでにコミュニティーを形成して楽しんでいるたくさんの方々がいらっしゃると思いますが、もっといろんなところで交流を深め、情報を得ていただくことができますし、もっと多くのコミュニティーを生み出すことができると思います。
北澤 僕自身もフットサルコートにはよく足を運びますし、エンジョイプレーヤーの方々と一緒に蹴ったりするといった交流があります。そこで感じるのは、小さい範囲でのつながりも大切ですが、次の段階としてつながりをもっと広めていきたいなという思いです。このサイトを通じてそういった機会やアシストができると思いますし、一緒にフットサル界を盛り上げていくことにつながるのではないかと。サッカーファミリーとして、一つのグループ、チーム化を図っていくことがすごく大事になってくると思います。
そういう意味では、これまで積み重ねてきたものが少しずつ形になってきたということでしょうか?
北澤 僕がプレーしていた当時(1989年の第1回FIFAフットサル世界選手権に出場)はミニサッカーでしたからね。もちろん、入口としては今でもそういう捉え方でもいいと感じていますが、より正しいルールを知ってもらうのがいいと思います。そしてその上で自分たち独自のローカルルールなどがあってもいいのかなと。
松崎 いいことを言いますね(笑)。まさにその通りで、まずはちゃんとした知識を持ってもらうことが大切だと感じています。
北澤 そういう部分では、12年のFIFAフットサルワールドカップにカズさん(三浦知良/横浜FC)が日本代表として参加したことで、例えば「パワープレー」という言葉やそのルールを本当に多くの人が知ったと思います。そこで初めて、「ただのサッカーのミニゲームではないな」と、そういうことを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。このサイトでもそうやって紹介していければ、正しいルールを知った上でフットサルをより楽しんでもらえるのではないかなと思います。
(次回へ続く)