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2017年度JFAフットサルB級コーチ養成講習会 今年度最後のコースを鈴鹿で開催

2017年04月25日

2017年度JFAフットサルB級コーチ養成講習会 今年度最後のコースを鈴鹿で開催

4月17日(月)~23日(日)の7日間、三重県鈴鹿市の鈴鹿スポーツガーデンとスポーツマンハウス鈴鹿にて、フットサルB級コーチ養成講習会東海コース後期を開催しました。

3月に開催された前期と、後期との約3週間の間に行う『間の学習』では、前期の講義で行われた言語技術を用いたスピーチや映像を用いたプレー分析等があり、自身の指導スキルを高めるための課題に取り組みました。普段の指導現場では映像を使ったプレー分析を行わない方もおり、この講習を機に分析スキルの基礎を獲得することができました。

後期では、前期に行ったセットプレー攻撃、トランジション守備、定位置守備の3項目の攻守を裏返しにし、パワープレーに代表されるフットサルの特殊な局面などをテーマに講義と実技を行いました。

また、本コースでも、フットサル日本代表のブルーノ・ガルシア監督がゲスト講師として登壇し、自身の経験談も交えながらの教育心理学やチームマネージメントの講義、攻撃に関する戦術の実技を行いました。

2017年度のフットサルB級コーチ養成講習会は本コースをもって、関東コース・関西コース・東海コース、全てのコースが終了しました。

コメント

伊藤雅範 JFAフットサルインストラクター
約3週間の中断を経て行われた後期は、主に3つの学びで構成されています。1つ目はフットサルの局面であるセットプレー、トランジション、定位置を、前期で学んだ攻守を入れ替えて、理解を深める事。2つ目は、前期に学んだメソッド理論を基にトレーニングメニューを構築する事。3つ目は、新たに学ぶ特殊局面です。

1つ目の学びは攻守で学ぶ事で、前期、全体の輪郭を得られなかった部分がより鮮明となり理解が深まったと感じました。攻撃の理論があるから、それに対抗する守備の理論がある事。明確になったと受講者の様子や言動から感じ取る事が出来ました。また、二つ目の学びは2回の指導実践の中で『改善』が見て取れました。インテグラルトレーニングメソッドはオーガナイズ(練習メニュー)、コーチング(練習時の指導者の関わり)、分析(プレー分析)がセットになったもので、試合に近い状況の中で選手たちの試合のパフォーマンスを高める事を目指した内容となっています。徐々に話をしていく事、指導実践を積み重ねていく中で、メソッドへの理解と実践が意識されていったと感じました。 3つ目の学びは特殊局面で、本コースの特色は高い選手経験を持ち合わせている受講生が多い事です。特殊局面の実技では現役時代を彷彿とさせるようなプレーで盛り上がりを見せました。また、振り返りの場では、選手としてピッチで感じてきた事を伝える事で、濃密な内容になったと感じました。

また、このコースの特色として、多くのインストラクターの方に携わっていただいた事も特色の一つでした。受講生の方にお伝えしたのは、『中学校と捉えてください。担任は私が務めますが、それぞれの先生(インストラクター)が担当の授業(講義+実技)を受け持って頂く形で進めていきます。』私は個人的に大成功だったと感じています。インストラクターの方々の言葉はそれぞれ物事を違う角度から捉えた言葉で、様々な言葉と接する事が出来た事が、受講生に大きなメリットがあったと感じているからです。

東海コースから、Fリーグで指揮する受講生も居ます。まだ現役でプレーを続けている受講生も居ます。3種、4種の指導者の方々もいます。クロージングである受講生より『距離は関係ありません。私たちはファミリーです。受講期間中もそうであったように、今後もみんなで助け合っていきましょう』という言葉がありました。

素晴らしいグループとして受講の2週間を終えた事に感謝しています。受講生の方々のマインドに感謝します。また、素晴らしい施設で受講出来た事にも言及しなければなりません。前期は愛知県、後期は三重県のフットサルに関わる皆さま、本当にありがとうございます。

最後に、2017年フットサルB級東海コースのみなさんの活躍を心からお祈り申し上げます。そして、来年度、また2018年フットサルB級に素晴らしい受講生が集まる事を期待しています。

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