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5人制サッカー日本代表、中国に敗れ予選敗退…5位決定戦へ 東京2020パラリンピック競技大会
2021年09月01日
東京2020パラリンピック競技大会の5人制サッカー競技の予選第3節が8月31日(火)、青海アーバンスポーツパークで開催され、第1試合で5人制サッカー(ブラインドサッカー男子)日本代表は中国と対戦しました。
第2節を終えた時点で、勝点3で並んだ両チーム。得失点差で上回る日本は、引き分けでもグループ2位で準決勝進出が決まります。勝利が必要な中国は、立ち上がりから積極的に攻め、朱瑞銘選手や張家彬選手らが次々とシュートを放ちます。
日本はダイヤモンド型の守備陣形を崩さずに耐えていましたが、12分、左サイドからドリブルで中央に入った朱選手を追い切れません。ゴール正面から打たれたシュートが決まり、中国が先制しました。
さらに18分にも、朱選手が左サイドから中央へドリブル。先制点よりもやや右の位置から、ゴール左上に突き刺さる強烈なシュートを決めました。中国が2点リードして試合を折り返します。
後半、日本は守備ラインを前半よりも高く上げ、果敢に中国陣内に攻め込みました。最大の決定機は33分。左サイドで相手からボールを奪った黒田智成選手が、素早いドリブルから右足でシュートを放ちます。しかしボールはわずかにゴール右に逸れました。後半は両チームとも無得点に終わり、勝利した中国が準決勝進出を決めました。
グループ3位となった日本は、9月2日(木)に行われる5-6位決定戦でスペインと対戦します。
監督・選手コメント
高田敏志 監督
準決勝に行くためにこれまで準備をしてきたので、悔しいの一言です。朱選手の攻撃パターンに対する守り方はあらかじめ練習していましたが、失点した2回だけ、2列目の選手が前に出られませんでした。そのチャンスでゴールを決めてくる中国は自分たちよりも上だったと、今日は素直に認めたいと思います。
GK #1 佐藤大介 選手
ちょっと相手との距離を空けてしまったところで、2発のシュートを決められてしまいました。誰かが手を抜いたわけでも気が緩んだわけでもないのですが、悔いは残ります。技術と速さ、それに精神面でも、中国は僕らを上回っていたのでしょう。もっと多くのものを積み上げていかないと、中国の壁は越えられないように思います。
FP #7 田中章仁 選手
2失点とも、自分がもう少し上がってシュートコースを切ることができればよかったと思います。中国は想定していた以上にパスを多用して、それがよくつながっていました。たぶん客観的に見たら面白いサッカーをしていたのだろうと思うので、そんな中国に勝てる日本になり、もう1回どこかでリベンジしたいです。
FP #10 川村怜 選手
悔しいですが、これまで日本代表として覚悟をもって準備してきたことは、このパラリンピックの3試合で発揮できたとは思います。2点目を取られて苦しい展開になりましたが、最後まで強い気持ちで攻めました。準決勝には進めませんでしたが、最後の5位決定戦は絶対に勝って、胸を張って笑顔で帰りたいと思います。
FP #11 黒田智成 選手
中国は決めるべき選手が決めるべきチャンスをものにしましたが、日本はそれができなかった。その差が結果に表れたと思います。中国も進化し続けていて、私が最初に対戦したときとは全く異なる高い技術と戦術を持った素晴らしいチームになりました。負けたことは本当に悔しいですが、この舞台でアジア最大のライバルと対戦できて幸せでした。
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