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決勝ラウンド進出チームが出揃う 第21回全日本フットサル選手権大会
2016年03月07日
第21回全日本フットサル選手権大会1次ラウンドの3日目を3月6日(日)に開催し、前日にグループEで1位が確定したバルドラール浦安(Fリーグ)に加え、すべてのグループで決勝ラウンド進出チームが決定しました。
静岡・エコパアリーナで行われた柏トーア'82(関東2)とエスポルカーナMFC(九州2)の一戦は、前半を終えて柏が3-1とリードしますが、宮崎県から初の全国出場を果たしたエスポルカーナも、随所に個人能力の高さを見せます。しかし、後半に入っても大勢は変わらず、馬場和也選手の3得点を含む5-1で柏が勝利を収めました。
続いて、グループAの突破を懸けてフウガドールすみだ(Fリーグ)と徳島ラパス(四国)が激突します。開始5秒ですみだが先制すると、わずか11分で岡山和馬選手がハットトリック。徳島も最後まで走り続けましたがペースは変わらず、すみだが11-1で勝利し決勝ラウンド進出を決めました。
グループBのミキハウスフットサルクラブ(関西2)とコロナ FC/権田(関東1)の対決はミキハウスが3-1とリードして迎えた後半、33分に権田がカウンターから1点を返すと、38分に朏島賢佑選手が決めて同点に。しかし39分、キックインからゴール前に走った稲田和朗選手が合わせ4-3として、東西対決はミキハウスに軍配が上がりました。
グループ突破を懸けたアグレミーナ浜松(Fリーグ)とエスポラーダ北海道(Fリーグ)の一戦は、2点差以上の勝利が条件となる浜松が果敢にゴールに迫りますが、スコアレスのまま後半へ。迎えた28分、キックインからオウンゴールで浜松が先制すると、試合の緊張感はさらに増していきます。そして一進一退の展開のまま時間が経過し、残り1分半で浜松がパワープレーを開始します。しかし残り38秒、北海道の室田祐希選手がパワープレー返しから同点弾を決めると、直後の残り18秒、今度は高山剛寛選手が決めて土壇場で逆転。浜松にとっては絶望的な状況でしたが、残り2秒でタイムアウトを取ると、再開後のキックインから田中充彦選手がゴール前で合わせて意地を見せました。試合は2-2で決着し、北海道がグループ突破を果たしました。
その他のグループは、府中アスレティック FCがSWH フットサルクラブ(関西1)に競り勝ち、グループDのシュライカー大阪と湘南ベルマーレ、グループFのデウソン神戸とバサジィ大分のFリーグクラブ同士の直接対決は、それぞれ大阪と神戸が勝利を収めました。
決勝ラウンドは3月11日(金)に、東京・国立代々木競技場第一体育館で開幕。Fリーグ1位の名古屋オーシャンズ、同2位のペスカドーラ町田の2チームを加えた8チームが、日本一のフットサルクラブの称号を懸けて激突します。
監督・選手コメント
椎屋俊輝 選手(エスポルカーナ MFC)
初めての全国大会で、レベルの違いがあるのは最初から分かっていましたが、予想以上にレベルが高く、自分たちの力がまだまだ足りないことを痛感しました。1日目、2日目は特に緊張もあったのですが、やはりこの舞台に立てていることへの感謝とフットサルの楽しさを忘れてはいけないとみんなで話して、最後はのびのびとプレーができました。地元・宮崎で強いチームをつくって盛り上げていきたいと思っています。このメンバーで来年もまた、絶対に戻ってきたいです。
佐賀博幸 監督(徳島ラパス)
やられ方は想像していた通りでしたし、相手のピヴォを使った戦術や切り替えの部分は特に準備をしていましたが、やはりFリーグとの差がありました。高いスピード域での個人戦術や基礎技術もあり、こちらがやろうとしていることすらできないくらいの差を痛烈に感じました。それでも、2連勝してすみだに挑むと決意してきたので、そこまでいけたことは良かったです。この1年、準会員リーグで本当に成長することができたので、もっと力を付けて、またFリーグにチャレンジします。
田村達也 選手(ミキハウスフットサルクラブ)
権田戦は関西のクラブとして勝ち点を積み上げて帰ろうと話していましたし絶対に負けられませんでした。大会を通じて、北海道にはフィジカルの差を見せ付けられてしまいました。Fリーグとは個人の部分では戦えると思っていますが、チーム力やフィジカル、集中力や攻守の切り替えの差を埋められていません。それでも自分たちのスタイルでFリーグクラブを倒すことを目標にやっているので、普段からこのレベルを忘れることなくトレーニングし、またここに戻ってきてリベンジします。
高山剛寛 選手(エスポラーダ北海道)
相手は2点差以上で勝てば決勝ラウンドにいける状況だったこともあり、すごく気持ちが入っていましたし、DFも体を張っていてミスも少なく、本当にやりづらかったです。それでも先制を許した時間帯で崩れることなく守り切れたことがこの結果につながったと思います。準々決勝では名古屋と当たりますが、われわれは3試合を勝ち抜いた勢いで戦えますし、チャンスはあると思います。最初から全力でいきます。2年前に決勝を戦った、あの最高の舞台に再び戻り、クラブ初タイトルを目指します。
第21回全日本フットサル選手権大会
1次ラウンド[2016年3月4日(金)~6日(日)]
静岡県/エコパアリーナ、大阪府/府民共済SUPERアリーナ、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
( ※1次ラウンドは、全試合入場無料)
決勝ラウンド[2016年3月11日(金)~13日(日)]
東京都/国立代々木競技場第一体育館
(決勝ラウンド チケット情報はこちら)