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第21回全日本ユース(U-15)フットサル大会開幕 決勝ラウンド進出2チームが決まる
2016年01月10日
1月9日(土)、第21回全日本ユース(U-15)フットサル大会が、愛知県豊田市のスカイホール豊田で開幕。U-15年代のナンバーワンを目指し、予選を勝ち上がった16チームが大会に臨みました。初日は1次ラウンド2試合を行い、どの試合もスコアがめまぐるしく入れ替わる攻防を繰り広げる中、2チームが決勝ラウンドへの進出を決めています。
波乱含みとなったのはグループC。第19回大会の覇者であるFC五十嵐ジュニアユース(北信越2/新潟)と前回大会準優勝のブリンカールFC(開催地/愛知)が注目を集める中、強さを発揮したのが初出場のASC北海道U-15(北海道2/北海道)でした。FC五十嵐との初戦は、前半は1-2とリードを許しながらも、後半はASC北海道が追いつけばすぐさま相手が同点とし、再度勝ち越してもまた迫ってくるという乱打戦。そして6-6で迎えた18分、佐藤勘太選手が決勝点を奪って初戦をものにしました。続くブリンカールとの戦いも接戦となりますが、中村桐耶選手が2試合連続でハットトリックを達成するなど存在感を示して5-3で勝利。最終戦で対決するアスレチック クラブ 弘前(東北/青森)が連敗を喫したことで首位が確定しました。
グループDも決勝ラウンド進出チームが決まりました。ともに本大会の優勝経験を持つスプレッド・イーグルFC函館(北海道4/北海道)とアスペガスFC(関西/奈良)が初戦で激突。スピードに乗った戦いでゴールを揺らして試合は終盤まで拮抗しますが、3-3で迎えた19分に久我大選手の技ありのゴールが決まってFC函館が勝ち越し、さらにもう1点を加えて5-3で決着しました。FC函館はレスポール浜田(中国/島根)との戦いでも勝負強さを発揮し、6-6で迎えた19分に明野純大選手が決勝点を挙げて連勝。筑後サザンFCサレストレーラ(九州/福岡)が連敗したことで、FC函館の勝ち抜けが決まりました。
グループAはコンサドーレ札幌U-15(北海道1/北海道)が2連勝と一歩リード。津フットボールクラブW1(東海2/三重)との初戦で終盤まで同点という拮抗した試合を4-2で勝ち切った勢いそのままに、松山城北FC(四国/愛媛)との戦いでは後半に5ゴールを挙げて7-2で快勝しました。
グループBは、前回大会優勝の長岡JYFC(北信越1/新潟)が強さを存分に発揮しました。初戦でジェネラーレ室蘭(北海道3/北海道)を8-2で退けると、津ラピドFC(東海1/三重)との試合も粘る相手を引き離して8-3で勝利。2試合で16得点をたたき出すなど、攻撃力の高さを見せています。
大会2日目の10日(日)は、1次ラウンドの残り1試合を行い、グループAとグループBの首位が決まります。両グループともに、結果次第では得失点差を争う三つ巴の戦いになるだけに注目が集まります。一方、決勝ラウンド進出チームが決まったグループCとグループDも、「全国大会に消化試合はなく、今のメンバーで戦える最後の試合でベストを尽くす」(古居俊平 監督/ブリンカールFC)と、熱い戦いが期待されます。
監督・選手コメント
後藤良輔 選手(津フットボールクラブW1)
厳しい戦いになると思っていましたが、全員で一つの目標に向かって頑張ろうと話をしてきたので、2点差で勝ち切った2試合目はそれが出せたのかなと思います。試合中は焦りもあったのですが、仲間が助けてくれました。相手は技術もさることながら「負けない」という気持ちが強かったのですが、こちらもその気持ちを上回ることができました。僕らはこれまでやってきたことを出し切るだけなので、最後までチーム全員で戦います。
西田勝彦 監督(長岡JYFC)
初戦は緊張もあったと思うのですが、試合を戦いながらその緊張感も含めてワンプレーごとに楽しめるようになってきました。チャンスを感じる感性、ピンチを感じる感性を研ぎ澄まして、各々が責任を持ってプレーしてくれました。選手もスタッフも、長岡市、新潟県、そして北信越の誇りを持って、一生懸命に戦うことで地域に貢献したいという思いで大会に臨んでいます。選手たちには力を出し切ってもらいたいです。
徳田恒徳 監督(ASC北海道U-15)
地区予選、ブロック予選、北海道予選を戦う中で敗れた試合もあったので、そこで守備の確認をして、なおかつ速い攻撃、フィニッシュの精度、プレーのスピードを上げていくことを積み上げてきました。そうしたものがこの舞台で成果として出てきたのかなと思います。初めての経験もありましたが、選手もスタッフも冷静に戦えました。一戦一戦を勝つことしか考えていないので、最後まで自分たちを信じて戦っていきたいと思います。
古居俊平 監督(ブリンカールFC)
全国優勝を目指していたので決勝ラウンドに進めないのは悲しいですが、勝負の厳しさを感じられるいい機会になりました。選手たちは自信を持っていましたし、まだこの結果を受け入れられていないですが、何が悪かったのかを見つめ直して今後のステージにつなげていってほしいと思います。全国大会に消化試合はなく全てが経験ですから、大会2日目では初日の負けをどう生かすのか。いまのメンバーでできる最後の試合なので、ベストを尽くしたいです。
JFA-TV
第21回 全日本ユース(U-15)フットサル大会
2016年1月9日(土)~1月11日(月・祝)
愛知/スカイホール豊田
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