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平成28年度第65回全日本大学サッカー選手権大会、関西学院大学と明治大学が準々決勝で敗退
2016年12月13日
「平成28年度第65回全日本大学サッカー選手権大会」は12月12日(月)に準々決勝が行われ、準決勝に進む4チームが決定しました。
連覇を狙う昨年度王者の関西学院大学と日本体育大学の試合は、今大会初のPK戦にもつれ込みました。試合は後半73分、日本体育大学が関東リーグ得点王の高井和馬選手のドリブル突破でPKを獲得。これを主将の小泉将来選手が決めて先制します。しかし78分、今度は関西学院大学が鮮やかなカウンターからチャンスを作り、最後は出岡大輝選手が決めて1-1に。試合は延長戦でも決着がつかず、PK戦へと突入しました。PK戦では互いにひとりずつ外したあと、日本体育大学のGK福井光輝選手が関西学院大学の5人目のキックをキャッチ。日本体育大学が35年ぶりに準決勝へと駒を進めました。
総理大臣杯と関東リーグを制覇し、優勝候補筆頭に目される明治大学は、3年ぶりの優勝を目指す大阪体育大学に敗れました。大阪体育大学は前半19分、明治大学のボールを奪った後藤虹介選手のミドルシュートで先制すると、30分にも池上丈二選手がショートカウンターから追加点を挙げ、2-0とリードを広げます。明治大学も後半開始早々の49分に道渕諒平選手が1点を返しますが、反撃はここまで。大阪体育大学がリードを守りきり、ベスト4進出を果たしました。
筑波大学と関西大学の勝負は、試合終盤までもつれ込みました。0-0で迎えた82分に、途中交代のルーキー三笘薫選手が個人技でゴールを決めて筑波大学が先制すると、87分にも中野誠也選手が追加点を挙げ2-0に。関西大学もアディショナルタイムに竹下玲央選手がヘディングゴールを決めて1点差に詰め寄りますが、追加点まではならずタイムアップ。筑波大学が6年ぶりの準々決勝進出を決めました。
関西リーグ優勝の阪南大学は前半、対戦相手の順天堂大学に2点を許す厳しい展開となりました。阪南大学は序盤からペースをつかむも、21分に杉田真彦選手、33分にも浮田健誠選手といった順天堂大学の選手にゴールを決められ0-2とされます。しかし後半開始早々の49分に、フリーキックからのこぼれ球に詰めた重廣卓也選手が1点を返すと、その4分後の53分に前田央樹選手が決めて同点に追いつきます。さらに59分、山崎康太選手が相手のミスを突いて3点目。わずか10分間に阪南大学が逆転に成功します。その後は危なげない守りでリードを守り切り、2年連続の決勝進出に向けて、ベスト4入りを決めました。
12月15日(木)に行われる準決勝では、大阪体育大学と日本体育大学、筑波大学と阪南大学が対戦。準々決勝と同じく、関東・関西勢の対戦となりました。決勝戦まであと一勝。どのチームにとっても負けられない戦いが続きます。
選手コメント
後藤虹介 選手(大阪体育大学)
明治大学には総理大臣杯で負けているので、絶対に勝とうという思いで戦いました。自分が点を決めたことで、試合の流れを変えることができてよかったです。ここまできたら、絶対に優勝したいと思います。
福井光輝 選手(日本体育大学)
難しい試合になると思っていました。ただ、自分たち守備陣が確実にゼロで抑えられれば負けることはないと思っていたので、結果的に勝ててよかったです。
中野誠也 選手(筑波大学)
三笘選手が先制点を取ったので、2点目を取ることが大事だと思っていました。戸嶋選手がボールを持って前を向いた瞬間に裏に抜けようと思いましたし、その後の関西大学の選手との1対1も自信をもってできました。
山崎康太 選手(阪南大学)
前半に2点を取られて正直焦りもありましたが、後半の早い時間帯に点を取れれば追いつくと思っていました。3点目のゴールは角度のないところからでしたが、何がなんでも決めてやろうという気持ちで思い切り打ったらいいコースが決まって、自分でも驚きました。
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平成28年度 第65回全日本大学サッカー選手権大会
2016年12月7日(水)~2016年12月18日(日)