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第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会 1次ラウンドが終了、ベスト8が出そろう
2016年08月06日
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会は8月5日(金)に大会2日目を行い、1次ラウンドが終了。決勝ラウンドに進出する8チームが決定しました。
グループAでは、滋賀県立野洲高等学校(関西1/滋賀)が大会初日に決勝ラウンド進出を決めていました。残る1つの枠を巡り、岡山県作陽高等学校(中国2/岡山)と聖和学園サッカー部SC(開催地/宮城)が激突。前半をスコアレスで折り返した後、後半に3得点を挙げた作陽高が勝点を6に伸ばし、決勝ラウンド進出を決めています。野洲高校は日南学園高等学校(九州2/宮崎)に0-4で敗れましたが、勝点で並んだ作陽高との直接対戦で勝利しているため、野洲高がグループAの首位、作陽高が2位となりました。
グループBは、大混戦になりました。ゼビオアリーナ仙台で13時にキックオフされた試合で、北星学園大学附属高等学校(北海道1)が、ビンクーロ大分U-18(九州1/大分)に4-0で勝利し、勝点を6に伸ばします。この時点で北星学園大学附属高の決勝ラウンド進出が決定し、残り1枠をシュライカー大阪U-18(関西2/大阪)と香川県立高松商業高等学校(四国/香川)が争うことになります。シュライカー大阪U-18は前半を2-1で折り返すと、後半の開始からFP計盛良太選手をゴレイロにして、5人全員で攻めるパワープレーを仕掛けます。しかし、逆に2点を奪われて逆転を許してしまいました。それでも少しずつ攻撃の形をつくり出したシュライカー大阪U-18は、FP大野樹生選手が2ゴールを挙げて再逆転し、4-3で勝利します。この結果、上位3チームが勝点6で並びました。当該チーム同士の試合結果により、北星学園大学附属高が1位、高松商業高が2位となり、それぞれ決勝ラウンドに進出。シュライカー大阪U-18は3位で、予選敗退となりました。決勝ラウンドは史上初めてFリーグの育成組織のチームなしで行われることになります。
4試合を残していたグループCでは、中央学院高等学校(関東2/千葉)が、3連勝で予選を突破。2位には北海道釧路江南高等学校(北海道3)が入りました。2連敗を喫して予選敗退が決まっていたヒーローFC U18F(東海/静岡)は、第3節で聖和学園サッカー部FC(東北/宮城)から意地の勝利を収めて3位に入っています。
グループDでは、初戦に勝利していたフットボウズ・フットサルU-18(関東1/東京)と帝京長岡高等学校(北信越/新潟)がそれぞれ2試合目も勝利を収め、第3節を前に決勝ラウンド進出2チームが決定しました。順位決定戦となった第3節では、第2節でフットボウズ・フットサルに2分間で3失点を喫して逆転負けした白樺学園高等学校(北海道2)が、島根県立吉賀高等学校(中国1/島根)に15-1で勝利しました。帝京長岡高とフットボウズ・フットサルによる首位攻防戦は、帝京長岡高がフットボウズ・フットサルに4-0で勝利して、首位通過を決めています。
8月6日(土)は準々決勝の4試合と準決勝の2試合が行われ、決勝に進出する2チームが決まります。
監督・選手コメント
高田界斗 選手(北星学園大学附属高等学校)
決勝ラウンド進出を決められて、うれしい気持ちが一番です。応援を含めてチーム全員の力で勝てたことが良かったと思います。初戦でシュライカー大阪U-18に5-1で勝ちました。全員で試合に向けて取り組めたことと、上野晧平コーチを中心としたコーチングスタッフの指導のおかげです。前の試合では立ち上がりに失点をしていたので、今日の試合は失点しないと決めて臨んでいました。それが達成できたのは、チームとしても良かったです。全国優勝を目標にずっとやってきたので、そこはブレずに戦おうと思います。
安西真輝 選手(香川県立高松商業高等学校)
日頃からサッカーで走って慣れているので、体力には自信があります。シュライカー大阪戦では、どういう条件なら勝ち上がれるかは計算していませんでした。とにかく1次ラウンド最終戦も勝ちにいこうと話して取り組んでいました。前回大会は2年生を中心に出場していたのですが、僕を含めて今年3年生になり、前回の経験もありますし、仲が良いので非常にやりやすいです。フットサルに求められる攻守の切り替えの早さはサッカーにも生かせると思い、フットサルも週に1回練習に入れてきました。もちろん、優勝することが目標ですが、まずは目の前の試合、一つ一つに勝っていきたいと思います。
窪堀宏一 監督(シュライカー大阪U-18)
ロッカールームで選手たちとも話していたのですが、1-5で敗れた初戦でもう少しなんとかできていればなと。試合の前の時点で5点差をつけないといけませんでしたが、スカウティングをしたときに、普通にやったら五分になるだろうということで、何か試合の流れを変えることが必要だと判断しました。後半の開始からパワープレーを仕掛け、一度やめて相手のリズムを崩そうとしたのですが、結果的に自分たちのリズムが崩れてしまいました。僕の判断が悪かったかなと反省しています。選手には、「この大会ではいい経験ができたし、すごい財産になるけれど、これで満足したら何もない。これからのキャリアにつながるように頑張っていこう」と伝えました。
松田隼 選手(フットボウズ・フットサルU-18)
帝京長岡高はとても強かったです。今日の2試合目、今大会はハードスケジュールなので、1,2年生が先発を担い、監督からは「このメンバーで、(勝って)首位通過しよう」と言われていたので、悔しいです。人生で初めて、キャプテンマークを巻きました。午後にゼビオアリーナ仙台に戻ってきたときのミーティングで、キャプテンをやるように言われ、自分のすべてを出し切ろうと思っていました。僕はまだ2年生なので、来年もこの大会に必ず出たいと思っています。3年生の先輩が2勝してくれたおかげで、僕たち1、2年生が今日の試合を戦うことができました。明日の試合では、もう一度、それぞれの役割をしっかり果たして、勝ち上がっていきたいと思います。
第3回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2016年8月4日(木)~2016年8月7日(日)
宮城県/ゼビオアリーナ仙台、仙台市体育館
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