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前回大会MVP・齋藤日向選手(シュライカー大阪)が語るフットサルの魅力 第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2017年08月11日
第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会が8月17日(木)に開幕します。今回は、帝京長岡高等学校の一員として優勝を果たし、最優秀選手賞(MVP)を獲得した齋藤日向選手(シュライカー大阪)にフットサルの魅力や、出場選手に期待することなどを聞きました。
――まず、初めにフットサルを始めたきっかけを教えてください。
齋藤 新潟は雪が多い地域で、冬場はサッカーができないため、小学校の頃から冬場は体育館でボールを蹴っていて、フットサルが身近な存在でした。中学で初めてフットサルの全国大会に出た時も、サッカーしかやってこなかった他のチームに比べて、適応が早かったのを覚えています。今となっては雪のおかげで、サッカーの一つとしてフットサルを学ぶことができたのは僕にとって大きな経験になりました。
――高校を卒業するまではサッカーをメインに、フットサルを掛け持ちしていましたが、良かったことはありますか?
齋藤 帝京長岡高校時代での練習は、シュライカー大阪の練習と似ている部分が少なくありません。パスを出す際の味方との距離感にこだわった練習や少人数でミニゴールを使った練習などフットサルの要素が入ったメニューが多かったので、シュライカー大阪でも戸惑わずに済みました。サッカーの練習のみで挑んだ第1回全日本ユース(U-18)フットサル大会でも、戦術の部分ではフットサルを専門にプレーするチームに見劣りする部分もありましたが、細かい技術やグループでの崩しは、日頃サッカーで学んだ技術が生きたように感じます。
――この大会には、高校1年生だった第1回大会から出場しています。
齋藤 印象に残っているのは、昨年の大会です。直前にサッカーで全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場したのですが、1回戦で負けてしまい、僕は翌日からスタメンを外れました。全日本ユース(U-18)フットサル大会は当初、サッカーの主力組が挑む予定だったのですが、チームの方針が「高校サッカー選手権大会に出場するためには、サッカーにより力を入れなければいけない」となった結果、主力組がサッカーの遠征に行き、外れたメンバーがこの大会に挑むことになり、僕はフットサル大会に出場することになりました。最初は複雑な気持ちだったのですが、1試合目が始まる前に、古沢徹監督から「スタメンに戻るためのきっかけを得る大会にしよう」と声をかけてもらい、気持ちが高まりました。結果としては大会で優勝し、個人としてもMVPを獲得することができましたし、サッカーでもスタメンに戻ることができたので、良いアピールになったと思います。
――高校卒業後に、Fリーグの選手になろうと思ったのはなぜですか?
齋藤 昨年の決勝戦で対戦したフットボウズ・フットサルU-18はフットサル専門のチームで、セットプレーなどフットサルならではの動きを目の当たりにし、奥の深さと真の楽しさを知りました。「もっとフットサルを知りたい」という気持ちが強くなり、大会後に声を掛けていただいたシュライカー大阪などの練習に参加しました。昨年11月にU-19フットサル日本代表候補に選ばれたことも決め手でした。動き方がまったく分からず、うまくなるためにさらにフットサルを知りたくなったので、Fリーグに進むことを決意しました。
――自身の転機となった大会に今回挑む選手たちの、どんなプレーに期待していますか?
齋藤 積極的にゴールを目指す姿勢を出してほしいです。また、「絶対に勝ちたい」という気持ちを全面に出したプレーをすれば、自然と白熱した試合になると思うので、最後まで諦めずに戦ってほしいです。この大会で僕は人生が変わったと言っても過言ではありません。いつどこで誰が見ているか分からないので、みんなも全力でフットサルに取り組んでください。
第4回全日本ユース(U-18)フットサル大会
2017/8/17(木)~2017/8/20(日)
宮城県/ゼビオアリーナ、カメイアリーナ(仙台市体育館)